いつまでも友達で

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いつまでも友達で

「なあ~~玲音~早く日誌書いて部活いこーよー」 「あーあとちょいだから待ってて、颯」 「も~」 (こんな他愛もない話をずっとしていたいな....) 俺は玲音の幼馴染みだ。幼稚園にいたの頃から13年ずっと一緒にいる。これからも、こんな会話をしていたいなって思ってる。 「も~早く~」 「あ~終わった!終わったから!」 「ふぅ!じゃあ部活行こ!!」 「はいはい、分かったから....」 少しだるそうに席から立ち上がる  ~部活~ 「すみませ~ん!遅れました!!」 「遅かったぞ!今日は外周10周だ!」 「はぁ~い」 走る玲音の後を颯は追いかけていく 「も~颯が日誌書くの遅いから~」 「しょうがないだろ、今日日直だったんだから。それに、そんなこと言うならこれからは颯がすれば?」 「嫌ですぅ~、だって玲音がじゃんけんに負けたんじゃん?」 拗ねたように颯はそっぽを向く 「お~い、そっちいったぞ~!」 「はぁ~い!」 2人は野球部に所属している。 「ちょっ!玲音!遠くに飛ばしすぎぃ~」 玲音はホームランを打った (なんか玲音って運動もできて、勉強もそこそこ、それに加えて顔もいいって、スペック高すぎんだろ、俺に少し分けてぇ~) 「颯、どうしたんだよ、何か考え事?」 「あぁ、うん。玲音のこと考えてた。」 「へぇ~どんなこと?」 ニヤニヤした顔で訪ねてくる 「いやさ~玲音って運動も勉強もできて顔もいいじゃん?だから俺に少し分けて欲しいなぁって」 玲音の顔が急に赤くなり、手を顔に当てる。 「可愛いかよ ボソッ」 「ん?今なんか言った?」 「いや、なんも...」 「え~なんだょぅ~」 「あっ、ほら片付け行くぞ」 「ん~わかったぁ...」 「ふぅ!終わった~」 「今日もうち来る?」 「行く行く~」
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