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そこでは、同じ海光高校に通うクラスメイトの中江那奈、浜谷未羽、海野澪が乗車して来た。
「瑠梨、おはよー」
「あっ、澪、おはよー」
瑠梨と澪は、小学生から大の仲良し。高校生になった今も、二人は仲良く親友と呼べる間柄だ。
「瑠梨もこのバスだったんだね」
「何? 澪も寝坊?」
「そういう瑠梨もね。今日に限って、寝坊組のアイツらと一緒なんて……ね」
澪は、チラッと那奈と未羽を見た。
「まあ、仕方ないよ。寝坊したのは自分だし」
あまり気分がいいものではないけど、瑠梨は諦めていた。
「でもさ、やっぱ嫌だよね」
「まあね」
瑠梨と澪は、二人揃ってため息をついた。
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