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先輩と交代しシャワーを浴び、軽くメイクをしてから二人、外に出た。 明るい空の下、 当然だけれど、私達は肩を並べて歩くだけで手も触れずに駅前に向かう。 「今日どうする?」 今日、どうする? そんなことを言われるなんて想像もしてなかったから、「えっ、今日ですか?」と、口にしたその時だった。 「あれ、文香?……と、西嶋さん?」 目の前には、 東京にはいるはずのない、綾野くんの姿
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