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おい、おまえ、頼むからもう…襲ってくるなよ。
内心の声、本心が頭をめぐる。
…本当は…少しじゃないんだ、めっちゃ怖い!…
こいつ、男の俺にキス、しやがった…しかもディープなやつ。何、考えてんだ、ホントに。
今まで、普通に仲良くやれてたのに、どうしちゃったんだ一体、おまえに、何があった?
俺が…何か、したか…?
本当は、その場から、すぐに逃げ出したかった…
なぜなら、力ではとても敵わないと痛感したから。
圭一が仮にあの後、本気で、俺を無理矢理にどうこうすると決めたなら、きっと…多分、容易かったはずだ。
それほどに、力の差は歴然だった。
俺は、男としてのプライドをズタズタに引き裂かれていた。
…こんな時だけどジムに通うことを密かに考える。
俺が頭ん中で、ぐちゃぐちゃ、考えていると、
圭一が先に口を開いた。
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