僕らはお助け隊

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みんな小学校3年生。 仲良し4人組。 頭脳明晰の一聡(かずそう)。 お笑い担当、脇坂寿一。(わきざかじゅんいち) 穏やかな子、秋月民(あきづきたみ) 大食いな子、蛯剛一(えびこういち) 4人の住んでいる場所は田舎で コンビニがないけどスーパーのような場所はある。 学校と病院と消防署と交番はある。 山の中に4人それぞれの家があった。 4人は、いつも山に行く。 この辺の子供達は遊ぶところが山や川だった。 山の所にお地蔵さんが置いてあった。 4人は、頻繁にお地蔵さんにみかんやおにぎりやお菓子やジュースをお供えしていた。 今日も山に4人で行く。 寿一が歌をうたいだす。 『僕らは山に行く~♪お地蔵さん、こんにちは、熊さん、こんにちは』 聡『いや、熊に会った、こんにちはじゃなくて逃げるだろう』とツッコミをいれた。 みんな笑った。 急に雨がふりだし霧だらけで前が見えなくなった。 雨に濡れて寒くなるはずなのに不思議と濡れる感覚がなく暖かい。 誰かに守られてるようだった。 雨は1時間後にやんだ。 霧もなくなった。 しかし4人は迷子になってしまった。 聡は急に飛べるような気がしてきた。 寿一は手から火が出せる気がした。 聡『俺さ、飛べる気がするんだよね』 3人は、呆然とした。 剛一『飛べるわけないじゃん』 聡は、むきになって飛んでみせる 3人はビックリして一瞬、止まって、食い入るように見た。 寿一『あのさ、俺も手から火を出せるような気がするんだよね』 剛一と民は、何言ってるんだという表情。 聡は、お前もかという表情をした。 民『じゃあ、今、火を出してよ』と、か細い声で言った。 寿一は手から火を出した。 聡『俺が空を飛んで助けを呼んでくるから寿一は火を出して何処にいるか目印を作ってくれ』 聡は飛んで助けを呼びに行き、寿一は火を出して何処にいるか目印を作った。 そして4人は助けられた。 4人は『迷惑かけて、ごめんなさい。助けて下さってありがとうございます。4人だけでの山登りは止めます』と言った。 火事があった。 民は目撃して なんだか手から水が出せる気がした。 水を出してみる。 民のお陰で火事は最小限で済む。 でも民の事を悪い事をいう人達がいた。 『手から水?怖い』 『自分の力を見せつけたい為に火をつけたんじゃないの』 聡『僕だって飛べるよ。ほら』 聡は飛んでみせる。 寿一『僕も手から火が出るよ。(寿一は手から火を出してみせる)でも僕がつけた訳じゃないからね。それに民も火をつけるわけないじゃん』 剛一『民は自分の力を見せつけたいが為に人を傷つけるような人間じゃない。僕達には解るんだ。友達だから。だから僕達は民を信じる』 悪い事を言った人達は黙った。 近くにいた人達が拍手をした。 民は警察から表彰されることになった。 行けないのでリモートで交番の警察から表彰状を渡される所を地元の人が撮影して県の警察署とつなげて表彰をおこなった。 民は一躍、町のヒーローとなった。 でも聡と寿一と剛一は、いつもと変わらずに民と接していた。 村の村長に恨みを持つ人が包丁を持って村長に向かっていく、それを剛一は、みかける。 剛一は時間を止めれるような気がした。 剛一は時間を止めて包丁を持っている人の包丁を取った。 包丁を地面におき、家からガムテープを持ってきてぐるぐる巻きにした。 剛一『この人が村長を包丁で刺そうとしました』 周りに居る人は信じてくれません。 それを聞きつけた聡と寿一と民。 民『剛一は嘘をつくことはありません。純粋で嘘をつける子じゃないんです。優しい子なんです。』 民が言うならと周りの人達は信じる事にしました。 村に水がないと困ったら民は手から水を出し村民が困らないように水いれタンクに1つずつ入れる。 火がないと困ると聞くと寿一は、すぐに駆けつけ手から火を出した。 自殺しようとする人を剛一が時間を止めて助けたり 地震で土砂崩れがおき村から出れなくなった時は聡は飛んで2人ずつ捕まって避難した。 いろんな活躍をした4人だった。 でも、その力は年齢を重ねる事に消えていった。 その力を与えたのは、お地蔵さんだったのだろうか? また新しく力を与えられる人は現れるんだろうか? END
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