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1度の愛で実りましたの
英雄王ジョナサン・エルネストの愛 愛しの春薔薇編
俺、何か突然王様になっちゃって、しかもいきなり奥さん以外の子と子供作っちゃったジョナサン・エルネストは、まあその後も普通に生きていた。
思いっきり股間ぶち割られたんだけど何故か。
とりあえず、学園国家アカデミーの王宮の離宮に住まわせることになった、ちっこ可愛い愛人、イシノモリ・ユノ・エルネストは、ちっこいお腹を気持ちまた大きくさせて、俺にぎゅーっと抱きついてきていた。
ゆったりとしたマタニティドレスを着ていたユノの、腰回りからお尻にかけて、むっちりお肉がついていた。
何ともママさん体型になっていて、思わず腰に回した手が、お尻のくまさんに触れて、何というか実に美味しいお尻っぽいな。って思ってしまった。
「また、大きくなったなあユノ。お腹が」
「おっぱいも大きくなりましたよ?先生?」
まあ解ってたよ?乳臭凄くなってきてるし。マタニティドレスから見えたよ。可愛いピンク色が。
「うん。順調でよかったよ。愛してるぞ?ユノ。ユノママ♡」
んー♡ってキス待ちしてる愛人に、唇を重ねた。
「それで、どうしますか?次に赤ちゃんを生むのは。フランチェスカの次は私です多分」
ユノを膝の上に座らせて、俺は考えた。
んんー。どうしようかな?今も卒業出来ず、鋭意アカデミーに居残っている(産休中)ユノに、そう言う話題出されると。
まあ常にプレッシャーめいたメール寄越してくるミラージュか?
おっぱい大きくなったってメール送ってくるエメルダか?
イゾルテもいるしなあ。正直誰にしよう?
ところで、安定期って言葉を連呼するフラさんのご機嫌を損なうのも不味い。
この前、フラさんわざわざ俺の愛人達(内定済み)を全員呼んで、世にも恐ろしい条約を締結して帰って来たんだった。
大陸間相互平等条約て。
要するに、平等にしろってこと?
まだ誰もやってないけどさ。
ユノ?まあ条約って遡及しないし。
「なあユノ。仮に、俺がミラージュとかと、子供作ったら、怒るか?」
「怒ったりしませんが、私は先生に奥にびゅー♡ってされたら赤ちゃんが出来ました。平等条約の約束は守ってください。安定期になれば大丈夫とコーウェル先生に教わりましたので。なああああん。ぎゅー」
発情したユノの、あー、ぎゅーってされてお腹とおっぱいの感触が。
そこはかとなく匂うユノのニャン臭もするし。
どうでもいいが、最近ユノ1人ニャンニャンし始めたよな?
誰に教わった?校長じゃないよなもう死んでるし。
流石にちっこいユノとそうなる気はないが、フラさんとユノズブズブだしなあ。
ユノが平等条約持ち出したってことは、多分フラさんも考えてるんだろうし。
とりあえず、深目のキスでごまかして、俺は2ヶ月ぶりに愛人に会いに行こうと思った。
家に帰ると、奥さんのフランチェスカは、何故かイライラしていた。
まあ2人目妊娠中だしなあ。
「お帰り。今日もユノ?ユノに何しに行ってきたの?」
「ただいまフラさん。あれ?ステラは?」
1歳になったうちの長女の行方が気になっていた。
「サウス・フォートからクレーム来たわよ」
あいつ、どうやってサウス・フォートに。
「ユノ、どんどんママになっていってて、魔王からユノが安定期だって言ってたわよ?安定期って聞いたら、貴方即発情してフンフンしてるでしょ?なのに何故?安定期のハタチすぎの奥さんより、10代半ばの可愛い愛人の方に反応する夫を、割る以外にせいせいしたい私に他に方法があると思う?」
「何言ってんの?!ユノ相手にそんな気になる訳あるか!ちっこいんだぞあいつまだ!そしてあああああああ!何見てんだソルスお前は?!」
ソルスは、えらい離れたとこから俺を見ていた。
どうでもいいが何で浮いてんだソルスお前。
「そんな子を妊娠させといて何?!お尻触られたってメールきてんだけど?!」
「あいつ終の吐息で育ってたんだって!大体うっかり服の上からお尻触っただけで割りに来る奥さんて一体?!」
「きいいいいい!相互平等条約!ユノが妊娠した分私にバックしなさい!」
平気で条約を遡及してきた王妃の理不尽さがあった。
とりあえず、必死に逃げた俺は、手近な法陣から転移して逃げ出した。
空中機動要塞ダインクーガーは、旧南の大陸にあった浮遊する砦で、前の、アトレイユ・エリュシダールの人類滅亡プロトコルに対抗するプロジェクトサンフラワーの要衝、ジェリコの中心に位置する重要な物件で、そこの城主であるアリエール・リトバール嬢は、びくびくしながら抱きついてきた情夫に、悲鳴でもって応えた。
「ぎゃあああす!突如来て何ですの?!」
「ゴージャスなドレス着ちゃってるなアリエール!今日はダインクーガーの視察に来たんだ!刺殺される前に!」
ついさっき来たメールで、「今日帰って来たら、あれをぶっ刺す」って来たのを見ていた。
「ああ可愛いなアリエールは!それから、今日、泊まっていっていい?」
アリサンでもジョナエールでも好きに生め!って約束、忘れてませんわよ?私。
真っ赤に頬を染めて、アリエールは頷いた。
世界を滅亡から救ってから、実はアリエールは多忙を極めていた。
ダインクーガーの内装の抜本的なリノベーションから始まって、有事の時の指揮系統の確立から、必要な軍備を中央国家セントラルから委譲され、それに合わせて副官としてイゾルテ・フレイアがやってきて、いきなり襲いかかってきたんでちゅどーんしたり、内勤者への福利厚生で、友達のマルゴ・マルセリーノのエステサロンを無料開放したり、城主のプライベートスペースに、空中庭園を作ってみたりしていた。
先生のお父様にはお世話になりましたわ。
へーえ。綺麗な庭園になってるじゃないか。親父に依頼したんだな?
たおやかな風が吹く中、先生は、私の手を握りながら、空中庭園を散策していましたの。
「あ、宿り木だ」
優しくキスされましたわ。
私は、思わず先生の背中に手を回してましたの。
あ♡お尻に手が♡撫でられてますの♡私のお尻♡
んん♡お尻のお肉が♡私、勝負下着履いてませんのよ♡
「アライダー・ファーストエビルの本によると、ヨーロッパだと宿り木の下ならキスしていいらしいんだが、ヨーロッパってどこにあるのかな?」
「さ、さあ?私にも解りませんわ。でも、それは今では中央大陸にも伝わっていて、ん♡」
長い、長いキス♡愛が♡先生の愛が♡
約束は覚えていましてよ♡嬉しドキドキファーストナイトの約束は♡
あん♡パンツに指が♡ああ♡あああ♡
私の腰が♡砕けそうに♡
「や♡優しくしてくださいまし♡初めてなんですの♡」
「うん♡そのつもりで来たんだ♡アリエール♡綺麗なアメジストの瞳がウルウル♡可愛すぎるアリエール♡朝までしような♡」
私のお股が、「じゃー」しちゃいましたの♡
まあよかったよ。素直に「じゃー」してくれて。
もう庭園で、宿り木の下でしちゃってもよかったが、まあそれは次の機会にしよう。
アリエールが、肉付きのいいお尻をフリフリして作った料理は、正直いって美味くなかった。
アッテ・アットリーノの父親、アーサッテの料理の方が美味いと思う。
コッソリ手招きし、生卵とショーユを頼んだ。
寝室に入るなり、俺はアリエールを抱き締め、唇を重ねた。
「ん♡待ってくださいまし♡シャワーを♡」
「いいよシャワーは。アリエールの匂いがいっぱいだ♡」
あれ?パンツどこで履き替えた?
まあいいや。俺はドレスをはだけさせ、おっぱいに吸いついた。
「あ♡おっぱいは♡いつもより敏感なんですの♡」
「あれ?前に見た時より、明らかにおっぱい大きくなったな?スライムに飲まれてスッポンポンの時より」
「それは♡成長期で♡牛乳いっぱい飲みましたのよ♡」
「うーん♡そうか♡凄い綺麗な体だ♡パンツは、面積狭めのスミレ色で♡また「じょー」させちゃうぞ♡」
「どうせなら、ベッドで♡」
そうお願いされたらしちゃわない訳にいかないな♡俺はアリエールをお姫様抱っこして、ベッドに運んで舌を絡ませ合うことにした。
アリエールの長いロール髪が、ベッドシーツに広がった。
ああ♡ベッドに沈み込んで♡舌が♡ああ♡気持ちいいですわ♡
ああ♡髪の匂いクンクンしないでくださいまし♡
「ロールして腰までの長さなら、ロールが解けたら、お尻より長いのかな?朝になったらカールしてやるよ♡」
んふう♡脇の下をペロペロされたら恥ずかしいですわ♡
足が勝手に♡開いてますわ♡
「びちょびちょパンツ脱がしちゃうぞ♡」
ああ♡ワンちゃんが♡あんなに大きいものが♡私のニャンニャンちゃんに♡
指だって、1本しか入りませんのよ♡
そして、ニャンニャンちゃんを擦っていたワンちゃんの頭が♡ゆっくり♡
「ぎ、ぎゃすん♡」
けったいな声を上げて、私は、アリエール・リトバール・エルネストになりましたの♡
結構時間かかったな?アリエール♡
意識をトバしたアリエールの寝顔を見つめながら、俺は幸せな情事の余韻に浸っていた。
フラさんの時は俺も初めてだったし、ちょっと拙速に動かしてた気がするなあ。
アリエール最初結構痛がってたが、素早く回復魔法かけて、ゆっくりゆっくり馴染ませていったんだが。
そう言えば、フラさん、ユノに続いて3人目か。
まあじっくりいこう。素直で可愛いアリエール♡
これからよろしくな♡
俺は、アリエールのうなじに顔を突っ込んで、幸せな眠りについた。
意外なことに、朝、目を覚ましたアリエールを抱き締めたが、不思議と朝ワンの相手を頼むようなことはなかった。
気恥ずかしそうなアリエールと交わすキスだけで十分だった。
だって、俺よりも五歳も年下の娘っ子だぞ?流石に中々終わらなくて辛いとフラさんに言わしめた朝ワンだぞ?
今のアリエールに辛いと思わすのは、男としてちょっと。
まあゆっくり進めていこう。フラさんだって、妊娠するまで100回くらいしたし、ユノはエラルの馬鹿が余計なことして4回で妊娠したし。
まだ1回しかしてないし、次いつしようか?
鏡台の前に座った、アリエールの髪に櫛を通しながら、俺はぼんやりそんなことを考えていた。
何日かして、私は体調を崩して、少し臥せってましたの。
風邪を引いたみたいですわね。
トイレに行くと、あら?おりものが?
先生に看病され、握られた手の温もりも、眠る前に触れた唇も、とても幸せでしたのよ?でも、それ以上に、あら?まさか。
前に、フランチェスカが嫌々配ったものを思い出しましたの。
あら?本当に?おしっこを先にかけただけで?
最初の夜から1週間経って、アリエールが俺の手を引いて、赤くなりながら告げた。
「先生、喜んでくださいまし♡出来ましたのよ♡赤ちゃんが♡」
へ?たった1回で?
アリエールが見せた妊娠検査薬には、水で流したおしっこの匂いと、陽性の印がついていた。
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