契約 第三十一話

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契約 第三十一話

とりあえず、四つん這いで部屋に着いた 「ふぅ~あとちょっと!」と踏ん張り、なんとかベットの前にたどり着いた すると「ピーンポーン」とインターホンの音がどこからか響き渡る 誰だろ…。 あっ…。もしかして… 玲央さんか!? 怜央さんだったら、怒ってやる!腰を痛めるまでしないでくださいってな! その後に、看病してもらうんだからっ! 「はぁ~、でも、玄関まで行かないといけない…。」と呟き、ドアの付近まできたらガチャっとドアが開いた 突然空いたことにびっくりして幽霊かと思い「で、出たァァァ」と叫んだ 逆光で床に人影だけが写る に、逃げないと!でも、怖くて動けれない すると、「ゆき様…ゆき様…」と女性の声で僕の名前を呼んでくる ぼ、僕の名前… ゴクッ…。と唾を飲み込んだ そして、人影は部屋の中に入った カーテンが空いていて光がだんだんと人影に照らされ、お化けじゃなくて… そこに居たのは、人間の女の人だった…。 だけど「誰…?」と思わず言ってしまった ゆきはどうやら覚えてなかったみたいだった いや、人間なのは確かだし、見覚えのある女の人なんだけれど、名前とかさっぱり分からない ん~ん~と考えていると知らない女性の方から「伊藤ですよぉ~」と半泣き声で言われた い、伊藤…。伊藤さんって言ったらいけないかもだけど多いからわかんないんだよなぁ~ 「ほら!一緒に掃除やる伊藤です!玲央さんに任せられましたよね!?」 「ええっと…あぁ~?」 半分覚えてて半分覚えてない感じ 「あぁ~ゆき様に覚えて貰えてないなんて…伊藤、しょんぼり…」 しょんぼりさせちゃった…。謝らないとと思い「ごめんなさい…」と謝る すると、伊藤さんは焦ったように「ゆき様は謝らなくていいんですよ!」 「それより、ゆき様が謝ったら私がまた、玲央様に謝らないといけないので…」と言ったが、だんだん声が小さく言うからゆきは聞き取れず、とりあえず愛想笑いして終わった なんだったんだろう…最後らへんの言葉…。 「そ、それより!ゆき様!朝食は召し上がれましたか?」 そういえば…と思ったらお腹が「ぐぅーーー」と鳴ってしまった た、食べてなかった… それより…カァァァ…/// もう!なんでこのお腹はなっちゃうんだろう… もう!お腹!しっかりしろ! いや、しっかりしてるのか?でも!今のタイミングは…ダメ! なんて、1人で考えていたら 「ゆき様はお顔に出やすいタイプ何ですね!ふふふっ」と言われた それを聞いて思わず「で、出てましたか!?」と聞いてしまった あっ…出てたって言ってたのに、出てましたか?って返すのはおかしい? やっちゃった…。もう…馬鹿なんだから…! そんな、ゆきの心配とは裏腹に伊藤さんは「はい!」と笑顔で答えてくれた
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