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契約 第十九話
「もう1回キスしていいか?」と聞かれたのでコクッと勢いのまま答えてしまった
今度は舌を絡めたキス
気持ちよさに声をあげてしまう
「んッ…。チュッ…。」
何回もキスを繰り返していると、息が荒くなって当たり前だけど苦しい
息が続かない!「んっ!んっ!んっ!」と言うとやっと離れた
「はぁっ……。はぁっ…。」
「苦しかったか…。ごめんな」と謝られた
離したはいいものの、口が寂しい…。
もう1回キスしてほしいと思って、怜央さんの方を向き、目を閉じる
ぷにっとした唇とは違う感触にびっくりして目を開けた
目で唇の方を向くと、指があった
肝心の怜央さんはウインクしながら「夜までお預けだ」と言って指を離した
な、なんだそのかっこいい寸止めは!
意地悪されたのになんか惹かれちゃったじゃん!
ぽけーっと、怜央さんの方を向いていると「なに、そんなにキスして欲しかったのか」と笑いながら言われた
ゆきは図星だったため「えっ!?べ、別にそんなことないし!」と焦ったように言った
ジートって見る怜央さんに本当のことを言ってしまいたくなったが、頑張ってこらえた
やっと視線が外れ、僕はホッと胸を撫で下ろした
怜央さんが何かを思い出したように「そういえば、今日の夕食はどうする?」と聞いてきた
ど、どうするって…。と考えていたら
「何が食べたい?」と聞いてきてくれた
な、何がいいかな?
和食、洋食、中華……。
たくさん食べれれば、それで満足だけど、僕、お金ないし……。1番安いもの……。
回転寿司とかは!?
僕まだ、1回しか行ったことないけど、安くて美味しかったし!
よし!
「怜央さん!お寿司が食べたいです!」と威勢よく言った
「寿司な……。じゃあ予約しておくから」と言われた
よ、予約……?
ま、最新の回転寿司なら予約もあるか…。
楽しみだ!ゆきはお寿司に期待を膨らませドキドキワクワクしていた
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