バックはまだ無理

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* 「……ンっ……」  なんかすっごい気持ちいいことになってる……。 「……っ……?」  えぇ……どうしよう。フェラされながらアナルに指を突っ込まれてる。気持ちよすぎてヤバいから寝たふりしとこう……。 「夏樹さん……起きました?」 「……バレた?」 「呼吸音が変わったので」 「……あぁ……」  呼吸音って……マジで何者だよお前。もはや驚かないけども……。 「すごいなお前」 「何がですか?」 「フェラとか……ノンケには抵抗あるだろ」 「さぁ……男性は夏樹さんしか知らないのでわかりません」 「……あぁそう」  つまり俺のは平気ってこと? 俺をどれだけ赤面させたら気が済むんだお前は。 「夏樹さんのココ……僕が触る前からエロかったです」 「……え?」 「ぽってりしてピンク色で……このあいだ僕が擦りすぎたせいで、まだ腫れが引いていなかったんですね」 「……えっ」  まさか謙人に気づかれたのってそのせい?……うっわぁ恥ずかしー。 「パッと見でわかるくらい腫れてる?」 「はい」 「……はぁ」 「どうかしましたか?」 「いや、べつにいいんだけどね……」  何人に気づかれただろう。謙人だけだったらいいけど。まぁもう辞めるんだしいいか。 「痛くはないですか?」 「ないよ。気持ちいい」  冬馬の長い指が、もう二本も俺の中に入ってる。あの日もこんな風にじっくり丁寧に拡げられたのか……。 「ローションあったの?」 「さっき買ってきました」 「……あっそう」  こんな明け方にどこまで行ったんだろう。近くにド◯キでもあるのか? 「俺もお前の舐めたい」 「……だめです」 「うるせぇ舐めさせろ」 「……はい」 「……ン……」  髪撫でられるの気持ちいい。もうネコでも何でもいい。早く冬馬と繋がりたい……。 「夏樹さん、あとで髪の毛を何本かもらっていいですか?」 「…………なに言ってんの?」 「だめですか?」 「……何に使うの?」 「…………色々と」  そうか。言えないようなことに使うんだな……。 「べつにいつでも好きに触ればいいだろ」 「……いいんですか?」 「いいよ。全部お前のだから」 「……あぁ……だめです。もう挿れたい……」 「……うん。俺ももう限界……」  ケツが「疼く」ってこういう感じなんだな。まさか自分が経験することになるとは思わなかった……。
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