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悲痛な叫び
誠はコップを手に取ると、そのクズ鬼達の頭から水をかける。
その水は顔にかかった瞬間、みるみるうちに凍っていった。
「やめてくれぇ! 痛てぇ! わかった! 俺が悪かった!」
流石に鬼族達も謝り始める。
しかし誠は許さない。
こんなもんで許す気など毛頭ない。
「あ? 土下座して謝れや。お前らもそうしたんだろ? まぁお前らの土下座に価値なんて全くないがな。」
誠は冷え切った言葉を放つ。
「足が凍ってて、無理だ!」
「うるせぇ! 俺がやれっつったらやるんだよ! カスが!!」
誠はそう言うと、その鬼の背中を足で踏みつけ、無理矢理体を曲げさせると、強制土下座をさせた。
「痛てぇぇぇ!! 折れた! 足折れた!!」
「うるせぇっつってんだろ! おい、てめぇら。俺の大切なもんを二つも傷つけたんだ。生きて帰れると思ってねぇだろうな? どうせ死ぬんだ、痛みなんてほっとけや。」
誠のそのセリフに、周りの客も全員青ざめる。
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