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「っていうか、私に選択権は……⁉︎」
「ないな」
聞こえるわけもないのに、無意識にその音を隠そうとボリューム調節を間違えてしまったその声に、ニヤリ笑って即答されてしまえば絶句するしかない。
……いや普通そういうのって内定者に選ぶ権利があるのでは……⁉︎
それにしても、この有無を言わせない強引な感じも全然変わってない……!
そうして入室したままの状態で呆然と突っ立っているだけの私を、大我は蠱惑的な笑みを浮かべて真っ直ぐ射るように見つめて言った。
「おい、ちびすけ。ここで会ったのも運命だ。
ーーーー諦めろ」
とーーーー。
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