0人が本棚に入れています
本棚に追加
「もう!二人とも反応が虫の息だよ!玄関に一億だよ?一億あったら何が出来る?なんとバウムクーヘンが百個食えちゃうんだよ!嬉しい通りこして死んじゃうよ!!」
私は生涯愛し続けることを誓ったバウムクーヘンを山のように想い浮かべて……ウヘヘへへ♪
「……落ち着け。百個も食べたら死ぬぞ物理的に」
む。
「アタシはバウムよりエクレアかな~」
むむ。
「冷たい!琴音ちゃんも寧々も夢をどっかに置き忘れたの?取りに行ってきて!そしてレンジで温め直して!」
して……して……室内にこだまする語尾。
「はい」
手を上げる寧々。
「どうぞ」
「夢は何ワット何分ですか~」
「……え?」
思わぬ質問。
「500……700、いや、1500ワット10分よ!」
「夢、蒸発した……!!」
琴音ちゃんが叫んだ。
最初のコメントを投稿しよう!