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テンプレ通りに行かない!?
「えっと…お名前は?」
目の前に佇む一人の男。全身黒づくめの羽織に袴。刀を所持しており、髪は後ろに束ねられていた。
「貴様から名乗らんのか。」
なんとも高圧的な態度に内心ビクビクしながら何とか名前を告げる
「あ、すみません、小島文乃と申します…」
すると男は眉をひそめた
「ほう…妙だな。苗字があるのか。」
「あ、えと、、じゃあ、文乃で良いです。」
「そうか、着いてこい。」
名を聞くやいなや直ぐに歩き出したその男を必死になって引き止める。
「えっ、いや、貴方のお名前は…!」
「ん?あぁ、すまない。拙者は谷三十郎と申す。」
は?
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