局長に直談判!!

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「おや、谷さん。そちらの方は?」 私は近藤勇とあった目を慌てて逸らし俯いた。 「先程、市中の見廻りに出ていましたら、拾いまして。こんな奇天烈な格好をしているのに行く宛ても無いというものですから興味が湧きましてね。」 「はぁ…して、それをどうすると。」 困ったように眉をひそめる近藤勇。 「なんと、こやつ、未来から来たと申すのですよ。面白いので屯所に置いてみてはと思いましてね。」 谷三十郎の言い分を聞きながら、そんなんじゃ屯所には居させてくれぬだろう…と半ば諦めていた。
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