タイムスリップくらい、テンプレ通りに行ってくれ！！

お風呂ですって！？其の壱

新選組の風呂事情というのには正直凄く興味があったので、これを機に知ることが出来て嬉しかった。
だが、それと同時に大浴場じゃないという悲しみも襲ってきた。

それにしても五右衛門風呂か。
もちろん現世じゃそんなものテレビでしか見たことが無い。
とても楽しみな反面、順番待ちの長さにうんざりしてしまうだろう。

「まぁ順番が来るまでゆっくりしてましょう！」

周平さんは顔を真っ赤にしながらも笑って私の手を引いた。

「あぁ、はい。」

私は連れられるまま先程夕飯を頂いた部屋へ戻った。