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重騎士たちを確実に倒していく。
こんなに作戦が上手くいくのってなんか怖い。
相手は為す術なく防御に徹している。
決して弱い訳では無い相手の重騎士。
遠距離攻撃とトラップの数々は相性が悪かった。
近距離戦なら絶大な戦力なんだろうけど、防御に徹して遠距離攻撃を受けたらこんなにも脆い。
ちょっと気の毒な気もしないでもないけど、こっちはもう攻めてきて欲しくないし。
ここは徹底的に倒しておくしかないよね。
どれくらい時間が経ったのかな?
結構数を減らした気がするけど。
それでもまだ半分程。
流石にあの鎧は硬い。
そんなことを思っていると、相手に動きがあった。
重騎士の1人がこちらに真っ直ぐ向かってきたのだ。
「そんなことをしたら……。」
トラップに引っかかるよ!
わたしがそんなことを考えていると、なんと目の前までたどり着いた。
「あ、しまった!」
あの道はトラップが無い。
マリトさんが通った道だ。
見れば後ろに数人が続いている。
このままじゃ……。
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