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すると目の前に淡い光の玉が現れた。
思わず目を瞑る。
『やっと会えた!』
また頭に響く声。
わたしはそっと目を開けた。
淡い光を放つ羽の生えた小人が目の前にいる。
「え?」
何なに???
『やっと会えた!』
「声の主は貴方なの?」
小人は嬉しそうにわたしの周りをクルクルする。
え?
ちょっと待って。
誰?
この人???
羽の生えた小人……。
「貴方は誰なの?」
『ボク?
ボクはティポット。
風の妖精だよ。』
「風の妖精???」
ティポットと名乗る風の妖精が嬉しそうにわたしの目の前でクルクルしてる。
ど、どう言う状況なの???
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