8人が本棚に入れています
本棚に追加
/642ページ
『じゃぁ、もっと遠くに飛ばしたらお話出来る?』
「え?
あ、うん。」
『よし、約束だからね。』
ティポットの声が聞こえたと同時に、さらに凄い突風が吹き抜けた。
思わず目を瞑ったんだけど……。
目を開けてみると驚くことに目の前の重騎士たちがいなくなった。
「すごい……。」
『えっへん。
ボクがちょっと本気を出せば、こんなモンだよ。』
風の妖精ってだけあって、すごい力だよ。
『さあ、お話しよう。
まずはなんで突然いなくなったの?』
「えと、村からってことでいいのかな?」
わたしに過去ティポットとあった記憶は無い。
話を聞いてる限りだと、神官見習いをやってた村での話かな?
って思えてくる。
『そうそう、なんで突然いなくなったの?』
「わたしにもわからないの。
突然の地震が起きて、気がついたら別の場所にいたの。」
思い出しても何故別の場所にいたのか分からない。
そして、夢のことを思い出した。
最初のコメントを投稿しよう!