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「誰もいないのである。」
「え?
だってここに……。」
『無駄だよ。
ボクは心の穢れた大人には見えないんだ。』
「穢れたって……。」
つまりマリトさんの心は穢れてるって……じゃなくってマリトさんにはティポットが見えてない?
傍から見るとわたしが独り言を言ってるように見えるのか。
ちょっと想像してみて思わずニンマリ。
確かに滑稽だろうな。
「何を笑っているのであるか?」
「あ、うん。
多分他の人には見えないんだろうけど、ここ風の妖精さんがいるの。」
さっきの突風とかティポットの仕業だもんね。
ちゃんと説明しとかなきゃだね。
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