初告白

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初告白

今日から念願だった高校生になった 早く高校生になりたくてしかたなかった 制服も可愛くて校舎も綺麗だし、これから楽しい高校生活が始まるんだと興奮しっぱなし クラス分けの掲示板を見てドキドキしながら教室に向かう ずっと高校デビューしてみたかった でも中学ではメイクなんかしたことないし、全く勇気がなくて今日もリップをつけるくらいしかできない 私は 四宮(しのみや)みひろ 15歳 黒板にランダムに書いてある席順を見て席に座る 一番後ろの席 名前の順とかではないようだ ゆっくり深呼吸をした時、急に周りの女子達がザワつき始めた 教室の前のドアから2人の男子が入ってきたからのようだ 私も2人に視線を向ける みんなが騒ぐのもわかる気がする 最初に入ってきた、いかにもモテそうな爽やか男子は超絶イケメンだった 後ろの黒髪で目つきが強めの男子も悪くはないけど、爽やかイケメンと一緒にいるとやや地味に見えてしまっている 2人はこんな状況に慣れているのか、注目されているのにも気にしていないようだった 色めきだった教室は入学初日から何か起こりそうな予感がしていた
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