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現在の異世界ものジャンルに思うこと
この3日間、ワクチン接種の副反応でほぼ寝たきり状態だったため(酷い目に遭ったぜ!!!)
お気に入りのソシャゲの周回すらままならず(←廃人レベルの周回ソシャゲーマー)
暇つぶしに所謂なろう系、悪役令嬢系のマンガや小説を読み漁りまくってたんですが
……何かを掴んだ気がします(笑)!
今の読者様層は、ファスト小説をお求めなのですね!
古の富士見ファ●タジア文庫と、角川スニ●カー文庫で育った身には新鮮でした。
わたしは90年代のスレ●ヤーズを代表としたラノベ→アニメではエヴァ●ゲリオンの全盛期〜ミレニアム前後の世代です。
わたしが青春時代に夢中になって読んでいた「ライトノベルス」(以下ラノベ)と、今巷に溢れている異世界ものの小説・それ原作のマンガ作品は、根本的に別物な気がします。
古のラノベを更にあらすじ化、極端に簡易化したような作品群ですね。かと言って一時期のケータイ小説とも違う。
どちらが上とか優れているとかいう話ではなく、いま求められる作品が「そう」なったんだなと感心しています。
既に絶滅してるジャンルなので言ってしまいますが、わたしは所謂ケータイ小説、魔法の●らんど? だか何かの作品群が好きではありませんでした。更に昔の講●社X文庫よりも内容が薄くてダメでした……。X文庫には比較的内容の濃いものもあり、好きな作品もありましたし。
それでも考えたら女性向けがアレで、男性向けがファ●タジア・スニ●カーだったってだいぶ極端だな……。
小説は、女性向けだとほぼ短いセリフのみでページが白くスッカスカ。
逆に男性向けは、余白が殆どないほどアクションや設定が濃厚に書き込まれた、胃もたれしそうな程重い世界観が好まれてましたね。
うちらの世代(ミレニアム近辺)、男女向けで好まれた内容に差があり過ぎるやろ……。なんであんなに両極端?
今読まれている作品、男性向けも女性向けも両方読んでみた。男性向けだと無自覚異世界無双系、女性向けだと悪役令嬢転生系の作品です。
比較的人気なものの評価を見ると、見事なほどに意見が両極端に分かれてるんですよ。
好きな方とダメな方の差が凄く激しい。これは作品に求めるものへの差ですよね。
今のなろう系を高評価の方は、展開が早くサクッと読めて、楽しくすぐに気持ち良いラストを迎える作品をお求めだと思うので。
富士見・角川系の文庫とか渡したら卒倒しそう……\(^o^)/
ガチで主人公以外の脇キャラ外伝に6冊くらいかけるシリーズが普通にありましたからね。気が狂ってると思われるでしょう(笑)
低評価の方は、恐らくわたしに近い感性をお持ちかと思います。
どこかで見たことのあるありきたりな浅い設定ではなく、意外性や物語の整合性をしっかり求める読者さん。これは難しいことではなく、極論すれば主人公キャラクターに感情移入できるかどうかだと思います。共感できるキャラは、土台がしっかりしている。
ストーリーや設定以前に、キャラクターの背景とか過去とか感情がしっかり人間味を帯びていないと読者さんは感情移入ができず「面白くない」という感想になりがちです。
まとめると、短い尺の中で如何に読み手の心を掴める、魅力的なキャラ作りができるかどうかで作品の評価が決まると思っています。
今わたしが書いている作品は完全に勢いで作っただけの趣味なので、特に今後書き方を変えていくとかそういうことはありません。
自分の作品は書き終えた瞬間に記憶から消えるタイプなので←ガチです
改めて読み返してみた時に、この先のキャラの行く末が気になるなと思えれば、共感できるキャラを作れたなと思う程度です。
ただ今後も小説を書き続けていくなら、それなりに読者様の傾向とか好みをある程度意識して書いていくべきだなと思うようになりました。
プロになりたいとまでは思っていませんが、せっかくこの世に生み出した物語なので、一人でも多くの方に読んでいただきたいと思う程度の欲はあります。
ならばこれからは、作り方もしっかりと考え直して書いていかなければ。
昨今の流行りである異世界もの(男女向け)を読み耽ってみて思った徒然を、思うままに記してみました。
繰り返しになりますが、特定のジャンルや作品群を貶すものではありません。今の読者様が求めているのはこういう傾向なんだなってとても勉強になったと思っています。
掴んだな〜……勝手に一次創作者として一皮剥けた感あります(笑)
ある意味ワクチン接種の副反応に感謝だわ。
これ出なかったらここまで時間かけてなろう系とか異世界マンガ読み漁らなかったし、読者様のコメント評価欄もチェックしまくったりなんかしなかった。
FG○の周回サボるほど身体と腕が痛かったんで(笑)
ここまでお読みくださり、ありがとうございます。
こちらのサイトを含む、全ての一次創作サイトで作品を書いていらっしゃる作者の皆様のお考えも聞いてみたいなぁなどと思っているところです。
<了>
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