双子の姉

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ゴールデンウィークが明けてからいつものように高校生活が始まると、私は相変わらず1人でいることが多かった。 3年生に進級するときにクラス替えがあって、まだお互いによく知らない友達もいた。 そんなある日の放課後、私がかたずけに手間取っていると、同じクラスの『清滝 美心(きよたき みこと)』さんから声をかけられた。 「流川さん、今日は何か用事ある?」 と質問されたので私は、 「ううん、何もないけど…」 と答えると清滝さんが、 「じゃあ、コーヒーショップで今日から新しいスイーツが発売になったから、一緒に食べに行かない?」 と誘ってくれたので私は、 「うん、いいよ!」 と快く返事をした。 いつもの私なら何か言い訳をしてそっけない態度で断っていただろうけど、今日は清滝さんの誘いを思い切って受け入れた。 清滝さんは3年生に進級するときのクラス替えで、初めて同じクラスになったということもあり、お互いのことはあまりよく知らない仲だった。 清滝さんが案内してくれたコーヒーショップで、2人で新作のホワイトショコラケーキと飲み物にカフェラテを注文して、テーブルに座ってからおいしそうなホワイトショコラケーキをいただいた。 「これ、おいしいね!」 清滝さんが嬉しそうな笑顔で話しかけてくれたので私も、 「うん、ホントおいしいね!」 とできる限りの笑顔で答えた。 清滝さんが、 「私のことは、美心と呼び捨てにして呼んでね!」 と言ってくれたので私も、 「私のことは凛音って呼んでね!」 と答えた。
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