双子の姉

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卒業式から1週間後、私は都内の大学に通うために都内のアパートに引っ越すことになって荷物をまとめていた。 引っ越しは明日の予定で、荷物をまとめ終えると私は自分の部屋のベットに横になって少し休憩した。 ぼーっと天井を見つめていた私は、今日姉の詩音のお墓に行ってみようと思いついた。 早速自転車に乗って朝霧高原の墓地に行くと、私は詩音のお墓の前で手を合わせてお祈りをした。 私が心の中で詩音にお礼の言葉を伝えると、 「凛音、幸せになってね!」 と言葉をかけられたような気がして、あわてて周りを見渡したけれど誰もいなかった。 私は、この声は詩音の声に違いないと感じた。 私はもう一度手を合わせてお祈りをしながら、 (私は詩音の分まで幸せになるよ!) と心の中で詩音に誓った。 この言葉は、きっと天国の詩音に届くに違いないと私は思った。
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