透子  1

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透子  1

「何か知ってる?伊東先生のことだけど」 「知らない、今見てびっくり。何があったんだろう?事故?」 「今の所事件性があるかどうかはまだみたい」 3人からグループLINEはいってて確認して驚く。 何もつかめてないけど、伊東先生、確か地学の先生、が事故だか事件にあわれた様子。他の学校系のはあまり登録してないから、そのほかには情報なくて、何も知らない以外送りようがない、実際。 「今はじめて知った。事故なの?また後でね」 とだけ送って、登校の用意。 階下では弟と妹の声が響いてる。朝からうるさくて、うんざり。 なるべく顔合わせたくないから、ぎりぎりまで部屋で粘って、そして降りる。 「朝ごはんは?」 「いい。スープだけ飲むから」 自分でインスタントスープ作ってオートミール投入してさっさと飲んで、さあ学校へ。今日はバイトもあるから、またしばらくの時間はこの家族ともお別れ。
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