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英史郎の家族を支える
間宮も久しぶりに英史郎がどうしてるのか気になり電話をかけるが、なかなか、かからない。
10回目の電話で、ようやく電話に、でたのは乙葉だった。
乙葉はLINE電話の表示されてる名前をみて
乙葉『もしもし、いつもお世話になっております。主人から話しは聞いております。いつも仲良くしていただきありがとうございます』
間宮『もしもし、こちらこそお世話になっております。いつも仲良くしていただいて嬉しく思っております。英史郎さんは、いらっしゃいますか?』
乙葉『居ますが。事情により植物状態になってしまいました』
間宮『どうして植物状態になったんですか?』
乙葉『ハワイに旅行に行って銃弾が一発頭に当たってしまって、なんとか命は助かったのですが植物状態になってしまいました』
間宮『そうですか。お大事にして下さい』
乙葉『ありがとうございます』
間宮は電話を切った。
すぐにハワイに向かった。
病院に着くと乙葉と貫さんに会った。
みんなに挨拶をした。
貫さんは間宮に相談する。
『英史郎のハワイでの入院費用が高額で払うのに大変らしい。どうしようと考えているんだが』
間宮『クラウドファンディングで寄付を募るのは、どうでしょうか?』
貫『それ良いね』
間宮『僕が準備致します。』
貫『ありがとう』
間宮はクラウドファンディングで寄付を募るページを作成する。
間宮は準備ができ、貫さんに報告する。
貫はTwitterやフェイスブックでクラウドファンディングの活動を宣伝する。
間宮や水昌(みあき)も同様に宣伝した。
凪は隆一が作った探偵事務所に就職した。
間宮や英史郎の画像やクラウドファンディングをしていることが記載されているチラシを駅で配った。
そこに、たまたま貫が間宮の姿を見つけて協力する。
乙葉は、ずっと英史郎の看病をする。
目が覚めることを信じて
英史郎の足を動かしたり2人の思い出の歌を流したりした。
凪の声も携帯越しで聞かせた。
1ヶ月経過した、ある日
英史郎は、ゆっくりと目を開けた。
乙葉はビックリする。その姿に英史郎もビックリした。乙葉は看護師に英史郎が目を開けた事を伝える。
すぐに医師が現れ、英史郎に質問をする。
『あなたの名前は?』
英史郎『東宮英史郎です』
医師『どこから来ましたか?』
英史郎『○から来ました』
医師『ここは、どこか解りますか?』
英史郎『どこですか?』
医師『病院ですよ。目が覚めたら、病院に着いていて戸惑いますよね。この方は誰か、ご存じですか?』(乙葉の方を指す)
英史郎『いいえ。誰ですか?』
沈黙になった。
医師『東宮さん(英史郎)は記憶喪失になってますね。手は動かせますか?』
英史郎『動かしにくいです』
医師『足は、どうですか?』
英史郎『動かしにくいです』
医師『ではリハビリが必要ですね』
乙葉『あの、お金がかかるのでハワイではなく日本の病院に転院したいのですが』
医師『解りました。紹介状を書きますね』
1週間経ち、英史郎は、車椅子を利用しながら乙葉に支えられ飛行機に乗って日本の病院に転院した
凪の友達は申し訳ないからと英史郎の家から去り凪と凪の友達(大毅と聖)は一緒にルームシェアー出来る家を決めて住む事にした。
凪は凪の友達に感謝を伝え、その事を知った乙葉も凪と同様に感謝の気持ちを伝えた。
英史郎は日本の病院でリハビリが始まった。
乙葉はリハビリの時も英史郎の傍に居て
『頑張って、凄い』と声をかけた。
凪も仕事の合間をぬって来た。
凪『お父さん(英史郎)』
英史郎は、なに言ってるのか解らない顔をする。
凪は乙葉に聞く
凪『なんで、お父さんは、あんな顔をしてるの?』
乙葉『実はね。お父さん記憶喪失になってるみたいで』
凪は悲しそうな顔をする
乙葉『凪の気持ちは、よく解る。私もそうだった。でもね、悲しそうな顔を私がすると、お父さんは(英史郎)困った顔をするの。だから笑っていた方が良い。だって笑顔で居ると相手も笑顔で居られるでしょう』
凪『そうだね。僕も笑顔で居るよ』
凪は英史郎に笑顔で接するようになった。
凪『僕さ、探偵の仕事して失敗するけど頑張るから、お父さんもリハビリ頑張ってね』
英史郎『ありがとう。頑張るよ。君も頑張ってね』
英史郎は、お父さんって言われるのに違和感があるが慕われてるんだなと感じ取り心が満たされた。頑張ってねと言われたことも嬉しかった。
貫も英史郎の所に訪れて
『元気にしてる?』と貫が聞く
英史郎『ご無沙汰してます。元気です。ありがとうございます』と返答した。
英史郎は貫の事は知ってる様子だった。
間宮も訪れた。
英史郎は間宮の事も知ってるようだった。
間宮『英史郎は植物状態になってハワイで入院していたので高額な費用が必要だった。なのでクラウドファンディングで寄付を募ったら、ほら寄付集まったよ。これでハワイの入院費は払えそうだね。日本の病院代は僕が払うよ』
凪『いや僕が』
貫『いや僕が払うよ』
凪・間宮『どうぞ、どうぞ』
貫『ダチョウ倶楽部か』とツッコミをいれる。
凪『貫さん』
貫『なんだよ』
凪『僕達も払いますよ。ねえ、間宮くん』
間宮『皆で払いましょう。その方が負担が軽くなります』
乙葉『ありがとうございます』
乙葉はハワイの入院費を貰い支払いをした。
英史郎は歩けるようになり書けるようになっていった。
(リハビリを受けたり入院して居る時に乙葉の支えがあった、お陰でここまできた。乙葉が居てくれて良かった。乙葉に会えて幸せだ)
と英史郎は思う。
英史郎は乙葉に
『付き合って下さい』と言う
乙葉『付き合うもなにも私達、結婚してるんだよ。夫婦だよ』
英史郎『そうなの?良かった。君が妻で。僕が昔、君を妻に選らんだんだ。僕は見る目あるな』
乙葉『なに言ってるのよ。あんまり調子乗ったらダメよ』と恥ずかしそうに言う。
英史郎『『お父さん』と読んでくれる子も良い子だよな。あなたが育てたの?』
乙葉『そうだよ。英史郎さんと一緒に育てたのよ』
英史郎『君の育て方が良いんだな』
乙葉『ありがとう』
乙葉は嬉しそうだった。
英史郎はリハビリが終了したので
医師が『そろそろ退院しましょうか。後、1週間で退院しましょう』
退院した日に退院祝いでもしようかと皆で考えた
退院の日乙葉は1人で迎えに行く。
皆から貰ったお金で日本での入院費用を支払いした。
その間に皆は(凪、貫、間宮、大毅、聖)英史郎の家で料理をしたり飾り付けをした。
ギリギリ間に合い。
英史郎が着くと一斉にクラッカーをならし皆で『退院おめでとう』と言った。
英史郎『ありがとう』
ハンバーグ、ピザ、パスタ、サラダを皆で食べてケーキーを食す。
盛大に盛り上がった。
乙葉『皆さんには、なんと言ったら良いか解りません。ハワイの入院費や日本での入院費を払って頂き、ありがとうございます。感謝でいっぱいです』
凪『皆さん、ありがとうございました』
皆、拍手をした
貫や間宮は、たまに英史郎のもとに訪れていた。
水昌が亡くなったことを乙葉は知り凪や英史郎に伝える。
3人は急いで貫のもとへ向かう。
貫は悲しんでいた。
乙葉『御愁傷様です。良かったら私達の家に住みませんか?』
貫『良いんですか?』
英史郎『一緒に暮らしましょうよ』
と凪も英史郎も賛成した。
乙葉と英史郎と貫の生活が始まった。
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