4人が本棚に入れています
本棚に追加
英史郎は凪の仕事が気になり
英史郎は凪がどんな風に働いているか気になった。凪は今、ある依頼を受けていた。
その依頼は、依頼者、今枝美優。夫は、お金持ちで夫が浮気して離婚した。慰謝料は夫と浮気相手、2人から多額な、お金を受け取ったが夫との生活が楽しかった。お金は気にしずに使えるし夫は気が利いて優しく話も面白かった。だから別れたくなかったけど夫は浮気相手の方に気持ちがいってしまっているから多額の慰謝料を貰い別れるしかなかった。
今更ながら元夫と再婚をしたい、その為には浮気相手と別れさせる必要がある。
凪は経営者を演じて浮気相手に近づいていく。
浮気相手の名前は大西沙也佳。
凪の偽名は東山明で会社の社長として大西沙也佳と接する。
凪は大西にぶつかる。
凪『すみません。』
大西『大丈夫です』
凪『お詫びをさせて下さい』
大西『そんな、大丈夫ですよ』
凪『困ってる事は、ありませんか?』
大西『実は彼氏がお金持ちで誰かにとられないか心配で』
凪『そうなんですか。僕もお金持ちですけど、あなたみたいな美しい方なら僕だったら、あなただけを愛しますよ』
大西『すみませんが、職業は何をなされてるんですか?』
凪『会社の社長です』
大西『そうですか。また、お話しを聞いて欲しいので連絡先を交換しませんか』
凪『是非、交換しましょう』
夫の方は、というと
夫の名前は直樹。会社員、年収1000万円。
大西沙也佳とは直樹の居酒屋で出会った。
直樹が仕事を終え居酒屋による
凪の同僚、本名、下目菜摘(かもくなつき)、偽名は前沢椿として直樹に近づいた。
酔っ払った振りをして近づく下目。
下目『良かったら話を聞いてくれませんか。今日、誕生日なのに彼氏と別れる事になって仕事も上手くいかなかったんですよ』
直樹『大変だったね。日本酒の旭酒造(あさひしゅぞう)の獺祭(しゃさい)、純米大吟醸 (じゅんまいだいぎんじょう)「感謝」を下さい』
下目に旭酒造の獺祭、純米大吟醸 「感謝」をつぐ。
直樹『良かったら。どうぞ。おめでとう』
下目『ありがとうございます』
直樹『お名前は?』
下目『前沢椿です。』
直樹『お仕事は何をなさってますか?』
下目『キャビンアテンダントです』
直樹『僕は○の会社で働いてるんです。』
下目『凄いですね。給料、良いですよね』
直樹『年収1000万円です』
下目『凄いですね』
直樹と下目の初対面は、そんな感じだった。
下目は4日後に直樹の居る居酒屋に現れ、2日間だけ居酒屋に来る。キャビンアテンダントの仕事は4勤2休の為、怪しまれないように、4日間、居酒屋に現れ2日間は居酒屋に行かなかったのだった。
会えない時間があるため直樹は寂しく思い。下目(偽名、前沢椿)に恋い焦がれていった。
大西は凪と会社帰りにデートしたり休日にデートをするうちに凪に恋い焦がれていった。
直樹は大西を呼び出して別れを告げる。
大西も別れを惜しまず、笑顔で気持ち良く別れを告げた。
直樹は不思議に思いつつ下目に夢中だったので気に止めないでいた。
ある日
下目がLINEで『私、彼氏出来たから、もう会えない』と連絡がくる。
そこに元奥さんの美優が現れる。
直樹『元気だった?』と声をかける
美優『あなたが居なくて寂しかったわ』と言う。
直樹『僕もだよ』
直樹は嘘を言った。美優が居なくて寂しいのではなく下目が居なくて寂しいのだ。
直樹は、その寂しさを美優でうめた。
2人は付き合い始める。
大西の方は大西が喜びそうな男性を探し大西の写真を見せ、男性が喜んで居たので複数人でバーベキューをする事を計画し大西と男性に買い物を行かせたり同じ頼み事をして仲良くさせようとすると自然と仲良くなった。
そのタイミングで凪は別れを告げ用事が出来たと帰る。男性が大西を慰めてカップルとなった。
こうして依頼者の希望通り別れさせ復縁することが出来たのである。
その話を凪が英史郎にした。
凪は結婚しようとしないので英史郎が凪に言った
『いつになったら孫の顔を見せてくれるんだ。早く結婚しろ』
そう言われ
凪は今宵にプロポーズをして結婚することになる。
英史郎『凪、結婚式、大丈夫か?』
凪『大丈夫だよ』
英史郎『いや僕の時は結婚式ぶち壊されそうになったんだよ。それは僕と乙葉が悪いんだけどね』
凪『そうなんだ』
婚姻届も出し結婚式や披露宴は盛り上がった。
新婚旅行も何事もなく楽しく行けた。
子供が欲しかったがなかなか出来なかった
その為、養子を貰おうと児童相談所に行くと山下の子供が居たので引き取り育てる事にした。
英史郎は歳をとり、このまま学長の座に居て良いのかを考え始めていた。
最初のコメントを投稿しよう!