凪の子供が

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凪の子供が

凪の養子になった子供、翔琉(かける)は探偵の仕事に憧れをもつ。 子供探偵を結成する。 小学生の子供探偵だ。 岡田はナルシストで自信家 太田はコミニュケーションが苦手でインドア派 新田は、お人好しでお節介だった 謎解きの施設があった。 4人は行ってみた。 謎解きの問題 まず最初に犬探しの話だった。 犬の特徴は大きな瞳で立ち耳、短めのマズル。(マズルとは鼻から口までの部分) 誰が本当の事を言ってるでしょう? 1人目、大きな瞳で大きな耳で短めのマズル 2人目、小さな瞳で立ち耳、短めのマズル 3人目、大きな瞳で立ち耳、長めのマズル 4人目、大きな瞳で立ち耳、短めのマズル 4人は4人目を選び正解する。 2問目は ぢ↑、き→、し↓、く↑は何と読むでしょうか? 翔琉『ひらがなの隣に矢印があるね。ひらがなを意識しながら矢印の事を考えると良いんじゃないかな、そうすると、だいすきになるね』 答えは、だいすきだった。翔琉は正解する。 3問目は○麦○米○卵、○は何が入るでしょう? 岡田くんが、かっこつけながら言う。 『これって聞いたことあるよね、早口言葉であるよね。○には生って文字が入るんじゃない』 答えは、生だった。岡田くんは正解する。 4問目 &とパンダの右がかけてます。なんと読むでしょうか? 太田『アンドとパンダの右が欠けてるのでドとダはなくなりアンパンになるんじゃない』 太田は正解する 5問目 あるに共通するものは何でしょう? プリンは、あって、ゼリーはない。ピーマンにあってニンジンにない。トランポリンにあって、すべり台にない。ポテトにあってハンバーガーにない。さて何でしょう? 新田『解った。あるものの文字に○がつくけど、ない文字には○が付かないんだ』 新田は正解する そうやって4人で力合わせて正解をしていった。 謎解きなどをして探偵になるための訓練をしていた。 ある日 4人の目の前で事件がおきた。 女性で前田さん35歳が財布を盗まれたと言っている。 藤田さんは70代女性無職 金子さんは男性50代会社員勤務 西村さんも男性60代無職だ。 銀行のATMでの出来事だった。 お客様は前田さん以外で上の3名、 藤田さん『引き出し方が解らなかったので女性に教えて貰いました。』 金子『女性の後ろに居ました』 西村『男性の後ろに居ました。僕が近所の方に会って挨拶して少し世間話して終わって前を見ると前の男性が何処かへ行っていたのか慌てて戻って来ました。』 翔琉『西村さん、他におかしいなと思ったことはありますか?』 西村『財布を持ってたような気がします』 金子『気がしますって絶対ではないですよね。僕が動いてたと言いましたが気のせいだったんではないですか?』と金子が動揺しながら早口で話す 翔琉『動揺してますね。何か訳があるんじゃないですか?』 金子『うるせぇ。ちび。ちびに解るか』 前田『その言い方は、この子に失礼です。子供であっても私の為に考えてくれてるんです。静かに人の意見を最後まで聞いてください。』 銀行員『その方、動いてましたよ。女性の鞄を触ってた気が……』 翔琉『皆さんがそうおっしゃってるんです。金子さん、調べさせて頂いて、宜しいですか?』  金子『はい』 金子は、観念したよう。 翔琉が調べると財布が出てきた 前田『これ私の財布です』 金子は警察に捕まった。 前田『名前は、なんていうの?』 と翔琉に声をかける 翔琉『東宮翔琉です』 前田『翔琉くん。ありがとう』 翔琉は嬉しそうに微笑んだ。 翔琉達は横断歩道で待っていると隣の女性が急に飛び出したので慌てて翔琉が引っ張り、車に引かれることなく事なきを終えた。 翔琉達の隣の女性は上田さん年齢は25歳ショップ店員。 近くに居たのは小野、酒井、谷口、丸山。 小野は女性で専業主婦、上田と同じ25歳。 酒井は男性で会社員、30歳、既婚者子持ちだ。 谷口は60歳、男性、無職、昔、有名企業に働いていて役職がついていたらしい。 丸山は51歳、女性、パートのスーパーで働いている。 小野さんが上田さんの後ろに居た 酒井さんは翔琉達の後ろに居た 谷口さんは小野さんの後ろに居た 丸山さんは酒井さんの隣に居た それぞれに話を聞いてみることに 小野『左の方でクラクションがなったので気になって見てたら女性が翔琉達に引っ張って貰ってたので何事があったんだろうと思っていました。』 他の3名の方も同じ意見だった クラクションがなった理由を聞いてみたところ 谷口『進めなくて邪魔だったからだと思います』 酒井『車の開け方を間違えて防犯ブザーがなったんですよ』 皆は酒井さんの意見と同じだった。 翔琉『あなたは上田さんを押していたので左をしっかり見えなかったのではないですか?』 谷口『そうだよ。上田、君は覚えてないだろうね。僕は、してもない罪で、せっかく仕事で役職もついたのに会社はクビになったんだ。俺は痴漢なんてしてないんだ。なのに上田が痴漢をしたって言ったんだ。さっき君を見かけて思い出して許せなくなったんだよ』 翔琉『だからってしてはいけない事はあります。それに貴方は痴漢をしていなかったとしたら今は故意に押しましたよね。それは罪に問われてもしょうがないですよね。罪に問われることをしてしまいましたね』 翔琉達は警察署に呼ばれ表彰された。 彼等の存在は世間に知られていった。 翔琉の自宅に『○にある真珠を○日○時に盗む』 と書いてある手紙がポストに入っていた。
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