英史郎の結婚式に爆弾予告が

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英史郎の結婚式に爆弾予告が

結納は しなかった。 両家食事会をしなければならない事に気が付いた英史郎。 英史郎は英史郎の父に相談すると 『○で食事会をしよう』 英史郎は東宮家が都合の良い日が何日か確認し 乙葉も妹尾家の都合の良い日を確認した。 当日の両家食事会は和やかに進んでいった。 結婚式を訪れて準備を進めていく 結婚式のプランナーさんの名前は古田。 古田『初めまして。お二人の結婚式のプランナーをすることになりました、古田です。宜しくお願いします』 英史郎・乙葉『宜しくお願いします』 古田『では最初に招待客のリストアップを検討して頂きたいです。』 英史郎『解りました』 古田『招待状のデザインは、どうされますか?良かったら参考になさって下さい』 と招待状のデザインを渡された。 英史郎『これ良いんじゃない』 乙葉『うん。良いね』 古田『では、これで宜しいですか?』 英史郎『はい』 古田『また今度いらっしゃった時に招待客をリストアップしていき渡して頂ければ招待状の手配を致します』 英史郎『解りました。お願い致します』 古田『日程は、どうされますか?』 英史郎『なるべく早くて日取りの良い日が良いです』 古田『結婚式は6ヶ月は絶対に掛かるので○月○日が良いかと思います』 英史郎『良いですね。そうします。良いよね』 乙葉『うん』 乙葉は どこか腑に落ちないようだった。 古田『午前か午後どちらが宜しいですか?』 英史郎『午前でお願いします』 古田『結婚式の予約をしておきますね。まだ検討しなけらばならない件があるのでまたお越し下さい』 英史郎『解りました。宜しくお願いします。ありがとうございます』 乙葉は英四郎に言う 『もう結婚式の日程決めたの?もっと検討したかったのに』 英史郎『早めに決めた方がいいだろう。妊娠してるんだし』 乙葉はイライラしていた。 英史郎が休みの日に乙葉と結婚指輪を買いに行った。 乙葉『綺麗これいいな』 英史郎『こっちもいいんじゃない』 乙葉『これがいい!』 英史郎『わかったよ。じゃあそれでいいよ』 乙葉『それでって…なんか…』 英史郎『なんだよ。こっちが乙葉の意見に合わしてるから、いいだろう』 乙葉は英史郎も納得いく物が良かった。 不調和音が漂った。 英史郎と乙葉は友人や職場に結婚する旨を報告した。 英史郎と乙葉は招待客の話で揉める 結婚式場に英史郎と乙葉が出向いた。 英史郎は英史郎が乙葉に話した招待客の話を進めていくようにプランナーさんに話した。 乙葉は腹が立ったが気持ちを抑えた 前撮りの話になった。 古田『どこで前撮り、撮りますか?』 英史郎『○が良いです。』 古田『何日の何時頃が良いですか?』 英史郎『○日の○時でお願いします』 古田『解りました。そのように用意致します。ドレスの方を○日までに決めて頂きたいです。衣装の貸し出しされてる場所は……』 古田は衣装の貸し出してる場所を多数教えて下さった。 英史郎は その中から選んだ。 乙葉は なんでも勝手に決めていく英史郎に不満をもっていた 貸衣装の場所で2人はドレスなどを決める事に 乙葉は英史郎への不満は あったが ドレス選びが楽しみだったのが上回っていた。 乙葉は嬉しそうだった。 乙葉は ノリノリでドレスを試着していく 乙葉『これどう?』 と英史郎に聞くと ぼーっとしながら 『いいんじゃない』と適当な返事をする その態度に乙葉はイラっとして 乙葉の機嫌が悪くなっていく 貸し衣装の店の店員の加藤さんは (めんどくさいな)と思う 乙葉は それから英史郎に何も聞かずに 結婚式の時のドレスと披露宴の時のドレスや 前撮りの時の白無垢とドレス(結婚式と披露宴で着ないドレス)を選んだ 英史郎『なんで勝手に決めたんだ』 乙葉『聞いたよね。そしたら適当に返事したじゃん。だから、さっさと決めたの』 前撮りの日になった。 英史郎が乙葉の自宅に行き乙葉を迎えに来たが 乙葉は 機嫌が悪そう 結婚式場につきドレスを着用した ブライダルメイクアップアーティスト小林さんが挨拶する 『初めまして妹尾さんのメイクを担当させて頂きます、小林です。宜しくお願いします』 乙葉は 『宜しくお願いします』 と小さな声で言う。 小林 『今日は快晴ですね。良かったですよね』 乙葉 『はい』(機嫌が悪そうな返事をする) 小林は (私、不快な態度取ってないよね。最初から機嫌が悪かったよね) と思い返す 小林 『乙葉さんの髪、つやがあって綺麗だし肌もきめ細かいですね。』 乙葉『はい』と適当な返事をする 小林さんが褒めても機嫌が良くなる事はない。 小林さんは (めんどくさい人だな。でも、これは仕事をどうにか乗り越えなくては。もう、いっそのこと話さずに仕事だけに集中しよう) 乙葉はメイクとヘアーセットしている間ずっと機嫌が悪かった。 メイクとヘアーが完成して 撮影する事になった。 カメラマンは松本さん。 『初めまして。2人のカメラマンをやらせて頂きます。宜しくお願いします』 英史郎『宜しくお願いします』 英史郎は笑顔だが 乙葉は機嫌が悪く笑顔が出ない 嫌そうにポーズを取る 周りのスタッフが褒めたりなど 『どうしたか?』と聞いたりして なんとか乙葉は機嫌が良くなり笑顔の写真となった。 松本は (接するのに大変な、お客さんだ) と思った。 なんとか前撮りを終えた。 時は経ち 結婚式に2人は訪れて プランナー古田 『結婚披露宴の進行について考えていきましょうか』 英史郎 『はい』 プランナー古田 『新郎さんと新婦さんの入場前にオープニングムービーを流すのですがゲストに感謝のメッセージなどをのせるか、自分達を紹介していくか、どうしますか?』 英史郎『自分達を紹介すると言いますと……』 プランナー古田 『子供の頃から徐々に育っていく写真を載せて紹介していきます』 英史郎『自分達の紹介の方でお願いします』 乙葉は (えー、昔、嫌な思いもしてるから紹介したくないこともあるのに) プランナー古田 『了解しました。ではBGMを流すんですが、決めて頂きたいです』 紙を渡された そこには 入場の前にBGMなどBGMを流す場面が書かれておりBGMを何を流すかを書いてあるものであった。 プランナー古田 『それからウェディングケーキのデザインも考えて欲しいです。演出は、このようにいくつかありますがおつけしますか?食事のメニューですが、今日、披露宴の試食をして頂いて良いですか?』 英史郎『演出は、そんなにつけなくてもいいです。お金がかかるので。試食します』 乙葉は (なぜ事前に披露宴の試食の話してくれないんだろう?急すぎない?) と思っていました。 披露宴の試食をする2人。 英史郎は美味しく頂くのだが 乙葉は食事が進んでいなかった。 古田 『乙葉さん、食事がお気に召されませんでしたか?』 乙葉 『そうではないですが』 遠くの方で結婚式場のシェフが様子を伺っていた。 シェフの名前は斎藤だった。 古田 『では大丈夫ですか?』 乙葉 『はい』 (いや、妊娠してる影響か、あまり食べる気がしない)と乙葉は思う 食事を終えると結婚式場をあとにした。 数日後 結婚式場に一通のメールがくる。 『東宮英史郎と妹尾乙葉の結婚式の時に爆弾をしかけ爆発させる。爆弾させられたくなければ結婚式を止めろ』というものだった。
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