結婚式場爆破予告犯人判明&新たな事件

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結婚式場爆破予告犯人判明&新たな事件

結婚式場に爆破予告があり プランナーの古田さんは すぐに上司に報告し 警察に連絡することになった。 警察は 『結婚式は延期にして下さい。』 プランナー古田さんは英史郎に その旨を話す為に電話をかけた。 古田『もしもし、英史郎さんでしょうか?』 英史郎『そうです』 古田『今、お時間大丈夫でしょうか?』 英史郎『はい』 古田『結婚式場の方に東宮英史郎さんと妹尾乙葉さんの結婚をするなら爆破するという趣旨の爆破予告があり、警察に通報したところ、結婚式を延期するようにという要請がありました』 英史郎『そうですか。今は中断という形にして私が犯人を見つけたら、また結婚の準備は出来ないでしょうか?』 古田『上司に伺います。すみません。それでは失礼致します』 英史郎『解りました。はい。』 と英史郎は電話を切った。 古田は上司である責任者の方に英史郎さんと話した旨をお伝えした。 結婚式の責任者は 『とりあえず東宮さんの結婚式は中断で犯人を探して貰おう』 英史郎は乙葉に "結婚式を止めないと爆破する"と結婚式場に爆弾予告があったことを電話で話した。 乙葉『もう、結婚式をやめよう』 英史郎『なんでそんなことを言うんだ』 乙葉『だってほとんど貴方の意見になって私の意見を全然聞いてくれない、そんな結婚式なんて、つまらないよ。結婚式は一緒に話し合って決めていくものじゃないの』 それを言うなり乙葉は電話を切った。 それからしばらく英史郎と乙葉は連絡も会うこともなかった。 しかし英史郎は まだ乙葉の事が好きで 乙葉と乙葉のお腹に居る赤ちゃんを幸せにしたい 結婚したいと思っていた。 だから絶対に犯人を見つける。 それから自分が悪い所を気を付けて乙葉に謝って挙式をあげたいと決意している。 英史郎は結婚式場を訪れる。 英史郎 『爆破予告のメールを見せて頂いて宜しいですか?』 古田『はい。こちらです』 英史郎は爆破予告のメールを見ると写真を撮った。 爆破予告の内容やどこから送られてきてるか特定できる可能性もあるかもしれないと思ったからだ。 英史郎は、お礼を言い、結婚式をあとにする。 英史郎は爆破予告のメールを見て思った。 フルネームで自分と乙葉の名前が書いてある。 もし探偵の事件での恨みを持つ人間なら僕のフルネームを知っているだろう でも嫁さんになる方のフルネームまで知ろうと思うのか? 嫁さんの名字か名前だけしか知らないんじゃないか? なので探偵の仕事で恨みをかって爆破予告のメールを送られたわけではない。 じゃあ、僕達の名前をフルネームで知っている方? 結婚式自体を中止させたいって気持ちから爆破予告をメールした? 送られたメールアドレスが書いてある。 ネットカフェで送ったのではないかと思う英史郎 ネットカフェで経緯を話しメールアドレスが違うか確認していく ネットカフェを何件か、まわると ネットカフェが使っているメールアドレスを発見した。 しかし爆破予告が送られてきた日、ネットカフェでメールしてた方は居なかった。 パソコン全部を調べさせて貰うと 爆破予告が送られてきた日に予約して送った履歴を発見する。 発見したパソコンに座って居た方をお店の人が教えてくれて解った。 その人物は プランナーの古田だった。 なぜ、爆破予告をしたのかというと新婦の態度などに腹が立っていたからだ メイクさんやカメラマンなどにもそういう話を聞いていた。 嫌なら、やめれば良いのに 私が結婚式をやめさせてあげると思い 爆破予告をネットカフェからメールしたのであった。 古田さんはプランナーの仕事をクビになり 威力業務妨害の罪となった。 威力業務妨害、3年以下の懲役または50万以下の罰金。 英史郎は乙葉に会い謝罪した。 英史郎『最初から結婚式の準備、一緒に考え直そう。一緒に考えよう。自分の意見ばっかりで申し訳ない。乙葉の意見も聞いて2人の意見として、まとめて、どんな結婚式にするか考えていこう』 乙葉『私も態度が悪かったかもしれない。ごめんなさい。うん。どんな結婚式にするか一緒に考えよう』 2人は結婚式場に謝罪をして最初から考えなおした。 乙葉は人が変わったように笑顔になり優しい雰囲気を醸し出した。 結婚式の順調良く進み、結婚式当日は賑やかで暖かみのある雰囲気に包まれた。 結婚式の次の日に英史郎と乙葉は婚姻届を出した。 新居探しをネットで調べて良さそうな所に下見に行く。 2人は、すぐ新居を決めた。 住み始めて 数日経った時 夜中 乙葉『痛いー』 英史郎『もしかして陣痛じゃない?』 乙葉『……』 痛すぎて何も話したくない乙葉 痛みがなくなった時に乙葉は さっと診察券と母子手帳と保険証とお金を準備した。 すぐに病院に連れていき 段々と陣痛の間隔が短くなる そして出産した。 名前は2人で考え凪(なぎ)にした。 凪という意味は風がやんで波がなくなり海面が静まる 子供には皆が困難にあっても凪がいる、おかげで心にランタンのような暖かい気持ちになるような存在になって欲しいと思いを込めた英史郎と乙葉。 出産して乙葉は大部屋で過ごす事になった。 2児の母の吉田さん、2人目が大部屋の皆と同い年の子。1人目の育児の経験があるので知識があり皆に慕われていく。 山田さん、初めてのお子さんを出産した。明るい雰囲気で冗談を言って皆を和ましてくれる。 井上さん、山田さんと同じく初めてのお子さんを出産した。穏やかな性格でよく聞き役にまわっている。 看護師さんの林さん結婚している 凪がなかなか泣き止まず乙葉が困っていると吉田さんがいないばあをすると凪は笑った。 吉田『赤ちゃんが泣くと、どうしようって焦っちゃうよね。お互い様だから大丈夫だよ。』 乙葉『ありがとうございます』 吉田さんは赤ちゃんが泣いている時は、どういう事で泣いている事が多いのか 困り事などを色々と解決して頂き姉御のような存在となった。 山田さんや井上さんともお互いの子の成長を分かち合った。 そうこうしているうちに退院の日を迎える。 皆とLINEの交換をした。 吉田さんや山田さんや井上さんと退院してからも 頻繁に子育て広場などで会う約束をする 子供達は遊べるし親達は色々とお話が出来るからよく子育て広場で会うことにしている。 歩けるようになってくると弁当を持って公園などで会うようになっていく。 あっという間に子供達は3歳になり 4月には進路を決める。 井上さんは上のお子さんが保育園に入っていたので下のお子さん(皆と同い年の子供)を保育園に入れる事にした。 あとの皆は幼稚園に入れる事に決めた。 『みんな集まる事も減るかもね』と話す。 思い出に何処かで食事してパーティーみたいな事をしないかという話になる。 そして皆で盛大にパーティーをした。 パーティーする場所は子供達が遊べる場所がありつつ食事も提供している場所だ。 大人は、お酒を少し嗜んだ。 子供メニューやケーキも頼んだ。 最後に写真を撮った。 大人も子供も素敵な思い出になったのだった。 幼稚園に通いだして数日後 英史郎と乙葉と凪は公園に遊びに行った。 英史郎と乙葉が桜吹雪を携帯で撮影して ふと凪の居た場所を見ると居ない 近くを探すが見当たらない。 偶然にも吉田さんに会う 乙葉『久しぶりです』 吉田『久しぶりです』 乙葉『凪を見なかったですか?』 吉田『見なかったですよ。凪くんに何か、あったんですか?』 乙葉『何処に行ったか、見当たらなくて』 吉田『私、凪のくん探しに行ってみるわ』 乙葉『ありがとうございます』 結局、凪が見つからなかった。 警察に捜索願を提出した。
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