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「悲嘆に暮れる母親を慰める娘」の構図で語られることが多い。
他者から親切や愛情を向けられると、戸惑う。時には逃げる。
「自分が相手に与え続けること」が自身の存在理由だと思っているからとされる。
おうちのちいさなカウンセラー。この子は誰が慰める?
【タイプ6】イネイブラー(enabler)。
援助、励まし、「偽親」。
相手の世話を焼く、相手の心配をすることで自分の問題から目をそらす。
偽親と呼ばれることも。
問題から目をそらすと言うよりも、アダルトチルドレン全てに当てはまるが「自分のことを考えない」傾向のため、その分相手しか見えていないのかもしれない。
同情心が強く、甘えてくる相手を突き放すことができない。
以上、これが機能不全家族に生まれた子供たちが自然と担ってしまう役割だという。
生まれた環境なんか関係ない───そんなことを言う大人たちのほとんどが、こんなものを経験せずに生きているのだと誰かが言った。
これはそんな6種類の中から“クラウン”、“ロストワン”、“プラケーター”に属してしまった、
とある3人の高校生の物語───。
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