肩に木漏れ日

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私の、私だけの、居場所、海の見える、夏の居場所。。。   美加子は、いつもぼーとしていて、変わった子だった。。。 そんな俺、和弥も、周りから、変わってると言われていたりする。。。 ミーンミーンミーン ミーンミーンミーン そんな福岡県の夏のある日、二人で団地の坂を上がった所で、美加子の、口元が、動いた。 「え!なんて言ったのさ?」 「和弥のバーカw」 「え?何て言ったとー?何て言ったとー?」 次の日になって、前の日から、僕は、美加子が、何て言ったのか、気になって、眠れなかった。。。 今思えば、その言葉は、僕にとって、人生で1番大事な、忘れては、いけない言葉だった。。。 そのまま、僕らは、幸せな高校生活を卒業した。。。 それから、僕は、美加子に会う事は、なかった。 そして、月日が、10年経ち、20年経った。。。 同窓会の日 僕は、美加子に久しぶりに会えると、意気揚々だった。。。 同窓会に、美加子は、来なかった。。。 車で、同窓会から、帰る途中、隣の席に座る、僕の妻が、こう言った。。。 「あ!ここ、美加子が、いつも来ていた場所」。。。 「え!」 僕は、車を急に止めて、その場に立った。。。 やっと、やっと、美加子が、あの時に言った、言葉が、解った。。。 涙が、なみ、涙が、咳となって溢れ出し、止まらなかった。。。 そんな、僕を見て、妻が、こう言った。。。 「そう言えば、美加子、やっと、やる事が、見つかったぁ、言うてたよ!」 「美加子に、やる冪事?」 僕は、ハッとなった。。。 それを、見た、妻「美加子の友達」は、優しく、微笑んでいた。頷いた様で。。 僕は、胸を撫で下ろした。 「美加子、今頃、何しているんやろうねぇ…」w 「うん、私もう、膝を抱えて泣くのやめるね!」 私、やっと、やりたい事が、見つかったの、自分のやりたい事が、だから、心配しないで、和弥のバーカw。。。
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