プロローグ

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その主婦の仕事ぶりを見ると、電卓を叩くのがおかしいと気づく。 ACを押さないでもいいところもACをよく押す人だと思った。 「余計にAC押さなくていいのでは」 教えてあげたら、なかなか癖が直らなく、主婦の人は自分自身でまたやったと自覚をする。 時にその主婦の方がシフト表に書かれてある時間より1時間早くきた。 大抵は見間違えたで終わりそうな事だとは思うが、主婦の方は店長に主張をする。 「私が最初見た時はこの時間でした」 言った後は自分が納得するように出勤していました。 ある人は”あの店長のことだから、1時間労働時間を取り消すに決まっているじゃん”と無駄に働く結果になる。 そんなことは本人も知る余地もないだろう。 この件に対して、その主婦に言った事があります。 そしたら、言い返されてしまいました。 「その時間があれば、洗濯する時間ができたのにできなかった」 そんな感じのことを仰って、納得してしまった。 後々、考えてみれば、時間をうまく使うのが主婦なのでは。 主婦なんだから、そんな文句言ってられないでしょう。 最終的な結論になった。 出勤中、その主婦さんから”お茶しましょう”と言われた。 お茶するぐらいなら、と思って、約束をしてしまう。 それが最悪だった
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