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庭園への道のり ③
「ちょっと移動」はどうやったら諦めるのか?
深く深く考察する。
結果、第3作戦は、
「今の庭が1番良いと思わせる作戦」(ただの思いつき)
「洋風に変えなくても今の庭が1番いいと思うけどなー。」(変えても洋風にはならんけど)
父しみじみ、
「まあツツジの花も毎年よく咲くしなぁ。」
「今は草がはえてるけど、草刈りしたら綺麗になるで。今からやろか?」
「今からか....明日やるわ。」(それがあかんの!)
「疲れたん?車に乗ってただけやん。私がやるし見といたら?」(掃除してたという記憶が大事)
「まあ、それならやろか.....」(私もやりたいわけちゃうわ)
そこから1時間半、庭の草刈りを2人で。
父もやることに意味がある。
父が見てないとこで、私が代わりにやってもキレイになったのかわからないのだ。
だから「またお父さんがやっとくわ」になる。
掃除をし始めると2人とも止まらなくなり45ℓゴミ袋にパンパンになった。
「キレイになったな。ありがとう。すっきりしたわ。」と父(むちゃして何度転けそうになったか.....。)
しかし、ここで作戦終了ではない。
さあ最後の作戦のシメだ。
ケアマネさんへメール
「庭を改修したいモードを阻止するために、庭を大掃除しました。とにかく褒めてください。今の庭がいちばんすてきだって。ヘルパーさんにもお伝えください。」
「庭を褒める件、了解しました。」とケアマネさんより返信(どんな案件やねん)
無事、第3作戦終了。
でも、最近暖かくなってすぐ草が生えてきたから、次は恒例「みぞ掃除案件」かな.....
いつまで繰り返されるのか.....
あまり深く考えないようにしてるけど、ふと考えると終わりが見えない絶望感がまとわりつく。
両親のどちらが先に亡くなるといいのか?(ほんとは安らかに同時希望)
引きこもりの姉とは本当に縁を切れるのか?(ひっそり逃げたい)
いかん、いかん。
いくら深く長く考えてもわからんことは考えない。
考えたら解決できることだけ考えよう。
なかなか切り替えれない時は、強制的にまったく違う行動をする。
エブの推しさんを読むかウクレレでも弾こうかな(まだ一曲しか弾けないけど)
後日、父から電話。
「なんかうちに来た人がなぁ、庭がキレイやなって言うんや。そんなん、いつもキレイにしてるって言ってやったわ。」(なぜ上から目線)
そう言いながらも父、ご満悦。
ありがとう。
在宅スタッフのみなさまのおかげで無事作戦成功です。
何度も言うが、動けたら介護すること少ないから、介護度低くてええやんって何処のどなた(どいつと言いたいとこ)が決めたんや!
微妙に動けて、
微妙にトイレ失敗して、
微妙に認知面が低下して、
そして、その認識がまったくない人が一番介護がいるんやでー!(例えはもちろん父だ)
たまたま父はまったく動けない時が時々あるので介護度が高いが、介護申請の時に手足が動くからと、介護度が低くなりサービスをあまり受けれない人はたくさんいる。
「介護」とは何を指すのか?
再考してほしいところだ(まあわたしも介護してない時はこんなことに振り回されるとは想像できなかった。)
父は草をちょろっと切っただけ。後始末はだれ?
とりあえず作戦終了し、ともに休憩。
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