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果てしない介護
遊びに行った場所が大学時代の友人の実家近く。だいぶ会ってないのでなんとなくLINE。
以前、週末は親の介護があるから会えないと言ってたから、もしかして実家に来てるかなぁと。
「お久しぶり。いまも週末は実家に来てるんかな?近くのお寺まで観光に来てるんやけど。元気かな?」
「お久しぶり。先週、親が亡くなりました。今は実家の片付け中です。」と思ってもみない返信。
平日は、お兄さん夫婦が介護してて、休日は友人がしてるみたいなことを言ってたから、まあまあ大変だったのかも。
そして、LINEを見て、まっさきにうらやましいな.....終わったんだ。と思った。
そして、その日の夜、めずらしく夢を見た。
台風かなんかで、実家が大波にのみこまれる夢だ(近くに海も川もまったくないとこだけどね)
それを高台から自分が見てて、大変なことになったと思いつつ、同時にこれで終わったなと思ってる(病んでるな)
翌日、職場で
「昨日から頭痛がひどいんですけど、脳腫瘍がある夢みましたよ〜。なんか不安になるんでしょうねぇ。」と若いスタッフが言ってた。
ついでに?私も、
「昨日、実家が大波にのみこまれた夢みたわー。介護がなかなか終わらんからかなー。」と笑いながら話してみた。(長年介護してるの知ってるし)
◯介護のポイント
マイナスな感情もはきだそう。
そんなこと言ったらなんて人だと思われても。
だって、大変なんだもんね。
いきなりドカーンじゃなくて、ぼちぼちはきだしとく。
周りの人に自分の状況を知ってもらうと急に休まないといけない時も「あれね」と思ってくれる(かも)
認知症の両親と引きこもりの姉とかのことも全部はきだす。
パートナーにも「早く介護終わらんかなぁ」と毎日言ってる。
そして父から電話、
「いまな、ツツジの花芽をつまなあかんからやろうと思ったらお母さんがお前が来た時でないとあかんって怒ってるんや。」
そして後方から母の大声、
「怒ってないでしょ!お父さんがもう暗いのにやろうとするからでしょ!昼も夜もわかってないんだから!」(怒ってるね)
「昼か夜はわかるでー。まだ夕方やし大丈夫なんやけど、お母さんが怒るからやめとくわ。」(母に聞こえてるから!)
「またあさって行くからその時にしよか」(これも介護か⁈)
「ちょっと早くきてや。」
「2時間かかるからそんなに早く行けへんけど。」
「3時間かかるからな。」
「いや、車で2時間やで。」
「3時間はかかるでツツジの花芽とるの」(ツツジ切り倒す夢みそう....)
こんなことを果てしなく繰り返している。
介護に終わりがあるんかな.....。
元気な親より自分のからだ第一です!
カメラ嫌い。しっぽは撮ってええよ。
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