ここってどんなとこだよ、この三十路野郎

2/5
前へ
/79ページ
次へ
 早速ご質問を頂いたので、ありがたく返信させていただきます(うれしい ※Emma さんからの質問 ・『え!グレゴリオって禿げてましたっけ!?』  ……変な性癖を持っている人には禿げて見えます。ノーマルなヒトにはリーゼントに見えます。 ・『魅力ある悪役(恋愛なら当て馬、恋敵)ってどうやって作ればいいですか』  ……僕自身、あまり語れるほど大層なヤツではありませんが、僕なりに思うことを述べさせていただきます。  魅力ある悪役というのは、基本的には凄いヤツでなければならないと思います。バトルものならすっごく強いとか、恋愛ものならすべてにおいて完璧だったりとか、とにかく読者や主人公から見れば、地位や能力もかなり高い存在でなければならないと思います。  ですが、そんなヤツでも欠点あるいは、なにかしら読者側からみて興味がわいたり、同情したり、親近感がわくような性格だと良いかもしれません。  たとえば、すっごい悪そうなヤンキーが大雨の日に捨てられた子犬を抱きかかえて「おー、寒かったろーよしよし」って頭撫でてたら、「あれ? もしかしてコイツそんな悪い奴じゃないんじゃ……」って思うアレです。  親近感わきますよね。  世間的には悪逆非道なヤツでも、たとえば部下思いな一面があったり、好きなヒトには一途だったり、あるいは、傲慢な性格ゆえに相手を見下して足元すくわれるとか、ちょっと間抜けなヤツだと親近感もわくだろうと思います。  そういった、読者側から見て変な話ですが『一見完璧そうだけど、付け入る隙』があるキャラほど、愛されるのではないかなと思います。これは悪役に限った話でもないかもですが。  もしくは、どう頑張ったとしても主人公とは和解しないであろう邪悪さを最後まで一貫して持っている場合も良いです。    〝親近感〟を持たせるか、それとも悪役として〝一貫性〟を持たせるか。あるいは両方持たせるか。  このあたりが、魅力ある悪役の要素ではないかなと思います。          
/79ページ

最初のコメントを投稿しよう!

51人が本棚に入れています
本棚に追加