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・社畜変態、来たる。
「お義父さん! グレゴリオを嫁にください!」
その社畜変態はそう言った。
……トンペル大佐の頭の中は「?????」だった。
三十路で非モテの彼が「お義父さん」と呼ばれるとは思いもしなかったからだ。しかも娘がロリコンでハゲのおっさんである。
いつの間にかトンペル大佐は特異な世界線に飛んできてしまったのだろうか。これがシュ〇インズ・ゲートの選択なのだろうか。ダ〇君のバナナはぶにょぶにょなのだろうか。
……こうしてトンペル大佐は、グレゴリオを嫁に出した。
果たしてこの結果が、いったいどうアカシックレコードに影響を及ぼすのかは分からない。
『グレゴリオ』という特異点が『社畜変態』という未知数へと移ったことによって、世界はどう動くのかは分からない。
だが、観測者として私が語れるのは、トンペル大佐は今こうしている間にも、お腹を空かせて死にかけているということだけである。(昼飯抜き
『グレゴリオ・ルヴォ―の歴史』
~おしり~
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