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イケメン課長が、紹介した。
「こちらは、眠りの国からいらした『夫の刑事』さんだ」
ぼくは、夫の刑事さんに挨拶をした。
「美少年です。よろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしく」
夫の刑事さんは、にこやかに微笑んで、言った。
イケメンだ……。
イケメン慣れしているぼくでも、ぼおっとなってしまう。
「それで、怪盗ネイビーのことなんですが、私の眠りの国から、手を広げて、こちらまで来たようですね」
と、夫の刑事さんが言った。
「そうです。どうやって、都内の書店、全部から、詩集を盗んだんでしょう?」
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