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マチエたちの楽しそうな食事風景とは真逆に、コウメたち三人は黙々と食べる。コウメは機会を伺った。持ってきたお菓子をマチエたちに渡したい。昼ごはんが終わる直前の、終わるタイミングが渡しどき。
コウメは持ってきた小瓶とお菓子を取り出すと、一緒にいる友達に見られないように制服の内側で何か仕込む。そして準備が整うと、マチエのところに向かった。
「ねぇ、このお菓子食べない? うちら食べきれなくてさー。個包装じゃないし、持ち帰りたくないんだよねぇ」
コウメは箱から中のプラケースをスライドさせて、お菓子を見せた。
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