35人が本棚に入れています
本棚に追加
あんなに甘い一緒の時間を過ごし。
誰も知らない美東先生の秘密を、私にだけ教えてくれた。
なのに
それはみんな、ただの思い出と消えてしまうの?
矢嶋さんに乱暴されかけた時も、その日は診察日じゃないのにタイミングよく助けに入ってくれた。
私があの謎の男性と院長室にいる時も、駆けつけてくれたのよね…?
そんな美東先生と一緒にいられるのも…もう、おしまい?
アパートに帰ってからはまたしばらくの間、涙を流し続けた。
胸が切なくって、ツラくって。
今までにないくらいの、大失恋みたいに。
そんな状態は翌日まで続いたのだけど。
その日の夜、私はある決心もした。
最初のコメントを投稿しよう!