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更に翌日の火曜日。
解雇を言い渡されたものの、あれから2日間ずっと病院には行っていないので具体的な指示は聞いていない。
本来なら日勤になっている今日。
私は当たり前のようにアパートを出て、病院にと向かった。
通用口をくぐり、管理棟の廊下を抜けてロッカー室に入る。
「あ、桜庭さん。おはよう。
具合は良くなった?」
同じ病棟の日勤帯ナースだ。
日曜日に病欠になっている事は知っているようだけど、その言い方から解雇を言い渡された事は知らない様子だった。
「…ご心配でした。
身体なら、大丈夫なので」
あの日、また以前と同じように増血剤が処方されていた。
身体が重かったり息があがりやすかったのは、血液の量が減ったからだものね。
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