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「直腸で野菜を育てますわ!」
開口一番、狭い部室に響いたのは理解できない言葉の羅列だった。
「頭沸いてんの?窓から落ちなよ」
そう罵倒を吐き捨ても、目の前の金髪縦ロール碧眼バカお嬢様には届いてない。
ふんぞり返ってやがる
「ふたなり部を創設し、まだ何も成し遂げていないのは…そう!何を隠そう貴方が非協力的だからですわ。」
「んな事言っても、ふたなりと関係ないだろ直腸野菜栽培は・・・」
「あら、言葉が乱れてますわよ、ひ・か・りちゃん。
その調子だといつバレるか見ものですわね。」
縦ロールをぶんぶん振り回しながら調子よく、こちらをたしなめてくる
「・・・チッ」
調子に乗りやがって
「だいたいバレたらてめぇと関わらずに済むわけで、この部とも「話を戻しますわ!」
大声で遮り、話を押し戻す。人の話を全く聞いちゃいない
「わたくしはね、ふたなりの可能性、そして新たな快楽のためこの部を設立しましたわ。
そしてあなた、光凛さんは、この私の野望の為に身を捧げる。そーゆう契約でしたの覚えてらっしゃらない??」
「……」
このクソお嬢様の舌は止まらず自分を中心に口を動かす。
「まぁ虐めるのもここまでにしてあげますわ。
早く本題の方にいきますわよ!」
本来ならコンナのに付き合わず平穏な学園生活を送るはずだったのに、あのことさえバレなければ。
まだ、口を止めず、耳に響く怪電波に頭を抱える。
「過去の私、ほんとしねばいいのに。」
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