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「龍人じゃない人たちの中にも、素晴らしい人はたくさんいるんですよ。
その人たちを差し置いて、龍人ってだけで、その人たちをこき使って、自分達はその恩恵に預かりながらも、礼ひとつ言わない。
はっきり言って、同じ人間とは思えませんよ!龍人なんて」
僕は言いたいことをいい終えると、弾む息を整えた。
小池さんは、黙って僕の話を聞いていた。そして気づいた。小池さんは、憐れみの目で僕を見ていた。
「俺はなぁ。龍人だけど、最下級の龍人なんだよ」
小池さんは、ゆっくりと語り始めた。
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