2.同 盟

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「修平。しばらくはイベントサークルの部員として、俺たちと一緒に動いてみないか?  その中で決意が揺るがなければ、共に進んでいこうや。  お前の気持ち。分かってくれるヤツは、ここにたくさんいると思う」  小池さんの言葉は優しかった。それでいて心強かった。  僕はひとつ頷き、自分が今まで龍人たちに受けてきた仕打ちの全てを語った。そして、自分が感じた龍戌制度の理不尽さと過ちを話した。  小池さん以外の3人は、険しい表情をしながらも、僕の話に賛同し、仲間として認めることを了承してくれた。  ひとまず、僕はグループの一員になった。
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