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35話 縁《えにし》
人の縁とは不思議だよね?
時にそれは、自分自身勘違いする位に。。。
偶々だったんだ。偶々。。。
そろそろテストも近いからさ。σ(゚∀゚ )オレ
よく行く多目的ホールの自習室。
ここは、主に高校生以上の学生が利用している。
スゲー集中出来るから好きなスペースだ。
今夜も、閉館21時迄。勉強していた。。
偶々だよ。本当に、偶々。俺と偶々軽く接触。
相手側のバックの中身が落ちた。
妃香里
「あ。ごめんなさい。。」
松葉
「大丈夫ですか? 」
鈍臭い人だな。位に思ったけど。。足元に転がる
シャーペンを拾ってわた。。。!!
「 妃香里かよ!! 」
うわあああああああ。相変わらず!美人!
早乙女高校のセーラー服を来ていた妃香里。
なんか、キラキラキラキラ✨して見えた。。
胸がドキドキ💗と高鳴る。。
忘れたかった。。。 子だった。。。のにな。
「 松葉君!! ごめんねぇ。」
「 あははは。相変わらずだなあ。 」
多目的ホールの管理者
「そろそろ閉めますよ〜出てください。」
俺達は颯爽と出口を目指した。
「 妃香里。遅い時間だしさ。通り道だから。
一緒に帰らない?」
「 そうだね!! 久しぶりだしね。 帰ろう」
俺達は自宅を目指し帰路を歩く。。
久しぶりなのに。。何だろうなあ。。
会えてめちゃくちゃ嬉しい。。
瞬間思った
「 妃香里はさあ。あそこで勉強すんの?」
「 そう! 図書館より、集中力が高まる。
たぶんさあ。アタシだけじゃ無いからなんだよね
勉強してる人達がいる。なんか、安心なんだあ。 だから、つい。いくよ。 」
「俺もだよ。テスト近いからこそあそこなんだ」
「 頑張ろうね!」
「明日は? 来るの?」
「明日はあ。。用事があるからなあ。。また、来週は必ず行く!」
「おぉ! じゃ。来週かな。 」
何となく残念。。。
「松葉君!気をつけて!! またね?!」
「 またな。 おやすみなさい。 」
妃香里の家を後にして、我が家を目指した。
その日から俺は心の奥底に捨てたはず。
忘れたはずの妃香里への恋募の明かりが、淡く
ヒカリ始めたのを感じていた。
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