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父は、都心に建設会社 不動産会社を設立している。。今では実業家だ。表の顔はね。
それとはまた別に事務所がある。。。
父は、ヤクザでも、、、
以前はインテリヤクザに属したらしい。。。
ヤクザに種類とかあるんだね。。。。
父は元来、身なりを気にする。
身につけるモノは兎に角お洒落。
そうゆう意味では頭クリアらしい。。
でも、やっぱり、怒りを背中に纏ってる人だ。
背中には、麒麟の入れ墨色鮮やかに空に上がるような墨が入れてある。。
子供のときに、外国籍の友人に、
「君のダディはチョウクールだね。。僕の父は、真っ黒一色。。つまらないよ。。」
私は「確かに、全身、塗り絵みたいだね?笑笑」
友人「それ?!アメイジング。。笑笑笑笑笑」
だけどさ。常に眉間ジワがある。。。
怒りオーラが、、、ある。。。
かといって叱られた事は少ない。。。
お母さんと口喧嘩したときだけは、必ず母親の味方。。 私に非がなくてもだ。。
例え泣こうが喚こうが、絶対にお母さんにつく。
そんな夫婦を私は信頼している。
父には愛人がいる。。見たし。。この目で
父は余り鍋島の自宅には帰って来ない。
都心にデザイナーズマンションを作った。
そこの最上階が父の家だ。。。
私も何度か遊びに向かった事がある。
母は余り行かない。。。
きっと、、、気を使ってのこと。。。
私は、父のバースデー🎂の翌日にプレゼント
を渡したくて向かった事がある。。。
父はあっけらかんと素っ裸で玄関に来た。
実に3ヶ月振りの父の姿は全裸で登場だったんだ。
その時だ。ガウンを来た女性が
「こんにちは〜。」綺麗な方だったような。。
固まる私を見た父が大爆笑。。。
「わっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ」
固まり続けた私は、思わず。。
「父さん、風邪ひきまするよ。。。」
私は、父のバースデープレゼントを床に落とした。 がくがくする脚を何とか踏ん張って
「父さん!!おめでとうございました。。
え〜っと〜、。。えっと〜えっと。。。」
だめだあああ。。。
男女の経験なんて無い私。。。
ギャザースカートの一部を握りしめる。。
じんわり汗が滲んでた。
素っ裸な父が私を抱きしめながら
「ありがとう。。気をつけて帰れよ。。。」
私は父を抱きしめられなかったんだ。。
「 分かりました。。さよなら。。。」
その時からかな。。。
父は、男なんだな。。と、、、
私はそこにヤクザだからじゃ無いんだと理解した
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