憲太郎と憲一

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憲太郎と憲一

ここは、とあるホテルの上階にあるbur。 ジャジーな音楽が流れる。 そこに、カウンター席に座る二人の男達の姿があった。 憲司は、仕事、仕事、仕事で鍋島の家に帰る事はとても少ない。今月はまだ家に帰れず。。 舅の憲太郎とも3ヶ月ぶりの今夜だった。 憲太郎は先に着席、目の前には、バーボンの水割りが置いてある。。。そんな彼が開口一番 「近く、公安が動くよ。。麻取の奴らもね。。 ま。どちらが、、、先に。。 かなぁ。。。。。。。。。」 憲一 「。。。なるほど〜。大変ですね。頑張れよ〜」 憲一も同様に、バーボンの水割りだ。 一口シレッと呑んだ。 憲太郎 「フンッ。。まあ、独り言だよ。独り言。。 聞いてんじゃねえよ。。」 憲一 「黑獄会の話ですよね。。。 太郎さん。。筋読み・張り込みどころ。突入場所 間違えたら、メンツが潰れますよ? そこらへんは?まさか、ほんこ〜ん。なんて、云わないでよ。。 俺なら、、、、北國の先の先っつ〜かあ。。。 ロッシーニ?? とかね。。。 あくまでも経由してる。。話です。。 つーか、情報提供からの共有者ですからね?!!  独り言ですけど。。。。。」 憲太郎 「 。。。。。信じるしかなかろう。。」 憲一 「。。。大丈夫かよ?  まあ。。。 ウチは、、、ホワイト企業だ。。関係無いけど」 憲太郎 「。。。苦労が好きだよな?   関係ないからな?何度も云うけど、、 容赦なく逮捕しちゃうぞ♡。。」 憲一 「 こわ〜〜〜い。。善良な市民に。。 素敵な納税者にぃ。。。。。 がんばって。   働かないとね。。。」 憲太郎 「働く?働かせてるの間違いじゃないの? ん?」 憲一 「。。。太郎さん。。俺は、、、裏の稼業は、、辞めれないよ。。まだ。。でも、、薬は使わない。。 だけどさあ。。 太陽の下、夜中の月光の下、 働くならみんな同じだよ。。 働いて税金払えば取り敢えず国民には代わりはない。。 世の中のはじかれもんをこっちに引っ張るのだって体力使うよ。。。 極道。。。かあ。。。 俺の極道は、俺のモンだから。。。」 憲太郎 「。。。フンッ。。。命は大事にしろよ。。」 憲一 「妃香里は、元気?」 憲太郎 「  幸せだよ。。。σ(゚∀゚ )オレの元で。 渡す気はないよ。。絶対に。。」 憲一 「 めちゃくちゃムカつく。。。 この間、憲子が来たからまだいいけどね?」 憲太郎 「。。。頭に来るから、、行かせないように 指導しとく。。。 早く、離婚したらいいのに。。。」 憲一 「法の元の夫婦だからね♡。。離さないよ。」 憲太郎 「僕はねえ!!認めていないんだよ!!始めから!? 間違えている。 いいんだ、、 君だけが、どう生きようと構わないんだよ。 だけれども、僕と妻の娘だ。。。 人生はたった一度だ。。。 危険なリスクばかり背負う君とは別だ。。。 本当に、、、娘が哀れだよ。。。 娘の選択が君を指したとき、世が世なら 切腹だよ。。。 娘と別れなさいよ!!」 憲一 「妃香里は法の元では俺の家族だから。。。 そんな簡単に切らないよ。。。。。 安全なんて、太郎さんの元に居ても保障出来ない。 税金だよね? SP。ポケットマネーな訳はない。。 安全ならそもそも護衛なんか必要が無い。。 妃香里は、僕を選んだ。。。 別に強制なんてした事無い。。 離婚したいなら妃香里が決めるだろう。。。 彼女に任せる。。僕はね。。。笑笑笑笑笑笑 でも、、家族を自ら捨てないよ。。僕はね。笑」 憲太郎 「小憎たらしい。。。」 憲一 「さあ。愛しの僕の妻と娘にメールしよ♡」 憲太郎 「。。なるほど。。2号な。。笑笑笑笑笑」 憲一 「。。。太郎さん。。そういえばね。どこだったっけなあ。白夜ってゆう。クラブのさあ? 美人の〜。。確か! あ!! 麗香さん。。スゲー美人だったなあ。」 憲太郎 「!!!!!なぁっっっつっっっっっ」 憲一 「。。。お互いに、、、漢っすからね。。笑」
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