ワンコヤンキーきゅん

4/7
前へ
/475ページ
次へ
新歓が始まり俺は1人で体育館に入り裏から上に回り梯子を使って屋根に登った。さすがにここまで来るやつはおらんやろうて。 疲れた。寝るべ、いや推し見るべ。 と寝転がりスマホを開いてゲームをする。 「やっぱ推ししか勝たんな」 くそかわ。推しが動いてる。それだけで死ねる。 興味本位で下を少し覗いてみれば追いかけられ、追いかけ、大変そう。ていうかここ高いんですけど。 俺はあまり運動神経がいい訳でもないから、ちょっと、いやかなり疲れた。 「ししょー!!どこっすかああああ!!!」 と声が聞こえた。誰が聞いても松坂だとわかる声だ。あいつうるさ。 「俺の師匠センサーはここらへんって言ってるのに………」 え?何師匠センサーって。気持ち悪。俺はまた下を覗いてみた。 げ、雪もいるじゃん… 犬2匹が巡回してるのを見て俺は身体を引く。 まあ、捕まったらその時はその時で。 俺は暖かい日差しに耐えきれず、眠りについた。
/475ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2241人が本棚に入れています
本棚に追加