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すごい寝た気がする…
風紀室のベッドは俺の部屋よりもっとふかふかだった。一生ここで寝てたい。
起き上がれば横に明里がつっぷして俺を見ていた。
「!?」
「みっちゃんおはよぉ寝顔可愛かったで」
と頬にキスしてくる。びっくりしておれは一瞬言葉に詰まる。
「…そ、う」
「ところでぇ…俺の弟と楽しそうやな、俺とは仲良くしてくれんへんの?」
「は?」
仲良く?別にしてないけど。
「別に仲良くないけど……」
「えぇ?だって最近弟とヤってたやんか?」
……人いなかったはずだけど。なんで知ってんの?
半ば無理矢理だったが、柴さんと話したあと図書室行ったらなんか知らないけどあの人いて、キスされて溶かされた。それはもうどろどろに。
「なんで知ってるんかって顔しとんな。可愛かったけど弟とするなんてなぁ…」
スマホをいじってそれを俺に見せてくる。
『あ”っやっ、だ』
俺の声と俺の姿だ。
「な、んで…こんな、もん」
「ん~、シューチャクシンっちゅーの?まさかとは思ったけど弟のことも落としてるなんてなぁ」
と俺の頬をくすぐるように撫でる。目が、目が怖いこの男。
「っ………」
「安心せい、こんなみっちゃん他に見せんから!な!」
そうは言うけど、この人平気で嘘つきそうだから嫌だ。心臓がどくどく言ってる、この写真ばら撒かれたらどうしよう、俺尊厳無くす。
「んー…まあ怖いならとりま口止め料としてキスさせて」
身を乗り出して来る明里を見て、俺は震えながらこくりと頷く。
そうすれば明里は笑って俺の唇を舐めて舌をねじこんてきた。
(スター特典でこの時の祐と湊のおせっせ出すお。読みたい人読んでくれくれ)
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