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まあ光の情報から鑑みれば…王道転校生?え、どゆことー……
一応これは聞いとこう。
「女の子、だよね?」
これ1番大切。でも婚約者って言ってるから多分女の子…
「…違う」
と苦虫を噛み潰した様な顔で答えた。
「…お前洋子さんに一言言え。趣味に付き合わされてるだけ。思ってみればお前兄いるんだから跡継ぎはそいつでお前は結婚せんでも良いわけだし。」
「そ、っか…!頭、良い…」
褒められるのは悪い気しない。もっと褒めろ、駄犬。そうしていれば雪が口を開いた。
「それより、兄、様に会ってない…よね?」
眉間に皺を寄せて渋い顔をする雪。俺は振り返ってぎゅっと雪の鼻を摘んだ。
「会いたかないわあんな人。」
ちょーっと苦い思い出がある。誰にも言いたくない様な思い出。
「よかった…」
そんなことより、と俺は話を戻す。
「男って今結婚…できる県はあるのか」
ググった情報を見る。
「て言うかどっちの家も関係が持てればそれで良いって感じ?それにこんなふざけた事してんのは理解し難いけど…。ま、俺が来るほどでもなさそうだったってわけだ。」
「な、ことない。」
と雪が俺を抱きしめる強さが強くなった。
「ま、明日お手並み拝見するよ。がちのアンチケイ(?)っぽいし。」
「ん…」
「眠いけどさすがに風呂入らせて」
「わかった」
俺はばかでかい風呂を満喫した。久々のでっかい風呂だったな〜。洋子さんがご飯聞いてきたけど、食べてきたからへーき。あと流石に一応一言言っといた。
そして俺は雪と就寝したのだった。
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