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コンコン
「桃ちゃん?入るよ?」
部屋の扉を開けると冷たい空気が俺にまとわりついた
「冷やくないかえ?もしかして贅肉ジジイ来ちょったが?」
「ふふっ笑。うん」
「大丈夫かえ?酷いこと言われんかったかえ?桃ちゃん優しいきよね〜心配ながよ」
「陽は私より年上やったかえ?笑」
「うんと年下(笑)次の予約は?」
「30分後」
「んじゃ始めるかえ?」
「うん」
俺は桃ちゃんに覆い被さり頬にキスをした。
「陽は日本人じゃないろ?」
「急にどういたが?」
「ん?前から思っちょった。色素薄いしハーフみたい」
「惚れたらいかんよ(笑)」
「んふふっくすぐったいわえ」
「桃ちゃん首弱いけぇ〜ねぇ〜チュッ」
「んふっハァ〜あん」
「桃ちゃん綺麗になっちゅう」
「ハァ〜ハァ〜」
甘いソープの香りがするデコルテに舌を這わせ、胸の先端の周りを舌でゆっくりと円を描き、最後にパクッと口に含んで吸った
「ああん…気持ちいい。もっとお願い」
乳首を甘噛みし舌先で転がしたあと、摘んでクニクニと捏ねる
「ああ…良い…」
俺は乳首を指で捏ねがら、徐々に下がり桃ちゃんの太ももを舐めながら股の間に近づく
「陽…焦らさんで」
桃ちゃんは自ら両脚を持ちM字開脚に。俺は鼠蹊部を舐め花びらに吸い付き同時にクリトリスを舌で攻めた
「ああ!ああ!」
体をピクつかせたので膣内に舌を入れて溢れた蜜を掻き出した
「陽…」
桃ちゃんが俺の頭を持ち始めると潮を噴く合図
「出る!」
目を閉じた瞬間、顔面に生温かい液がかかり、俺の顎からポタポタと床に滴る
「桃ちゃんのココ、ハリと艶が出てきたね〜」
「わかるが?」
俺におしぼりを渡しながら嬉しそうに聞いてきた
「そりゃずっと見て舐めて来たきよね〜」
「陽に見られるき、保湿したりしゆうがよ」
「お客さんからも褒められるろ?」
「うん。綺麗っち言われるようになってきたが」
「最近指名も増えゆうもんね」
「うん!陽のおかげ。ありがと」
「俺は何も…」
「みんな陽に感謝しちゅうがよ。お客さんをいかせるんが私らの仕事やけんど、私らを大事にしてくれる人がおるっていうんがどれだけ支えになっちゅうがかわからんろ?」
「そんな風に想ってもらえちゅうんは嬉しいね〜」
俺は顔を拭いたおしぼりを返した
「ほな、今日はもうえいが?」
「うん」
「わかった。仕事頑張ってや」
「うん。ありがと」
桃ちゃんの部屋から出た。ここに居る人たちは昼間も太陽の光を浴びることなく薄暗い部屋にいる。そんな彼女たちを大切にしたい。俺ができることは彼女たちの寂しさを埋めること。一花は幸せになってるかな?幸せだったら良いな…
俺が桃ちゃんの所へ行っている間、朱美さんは黒服のシゲさんと何やら密会
「シゲさん」
「どうしました?」
「ちょっと、お願い事があるがやけんど」
「朱美さんのお願いなら何でも聞きますよ」
「この一花って名前の子探して欲しいがよ」
「苗字とかはわからんがです?」
「うん。名前だけ。あ〜あと歳は34やね」
「わかりました…探してみます。見つかったらどうしますか?連れてきますか?」
「ううん。そのまま見失わんようにしちょってくれたらえいよ。タイミングを見て陽に話すき」
「陽に?」
「うん。陽の初恋の相手ながよ」
「俺、陽の初恋の相手はてっきり朱美さんやと思ってました」
「何でよ?笑」
「今の陽に育てたんは朱美さんでしょ?」
「あの子にここで働く人は誰に幸せにしてもらえるが?って聞かれて答えることができんかったがよ。あの子もそれが解っちょったがよね。だきよね私に皆んなを幸せにする方法教えてって行ってきたがよ。けんどあの子の筆おろしはしてないがっちや」
「え?そうなんですか?童貞やったんや」
「あの子の心には一花って子がおるきよね。あの子が前向かないかんタイミングになったら一花の情報をあげたいがよ」
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